YouTubeがライブ配信者向けの新機能として、視聴者から寄せられた質問を簡単に管理・選択できる「ライブQ&A」を導入すると発表しました。どのようにライブQ&Aを利用できるのかを解説する公式動画も公開されています。

Introducing Live Q&A - a new way to interact w/ viewers on live streams - YouTube コミュニティ

https://support.google.com/youtube/thread/188054535

YouTube’s new ‘Live Q&A’ feature makes it easier to manage questions during livestreams | TechCrunch

https://techcrunch.com/2022/11/11/youtubes-new-live-qa-feature-makes-it-easier-to-manage-questions-during-livestreams/?guccounter=1

新たに導入される「ライブQ&A」がどのような機能なのか、ライブ配信者がどのようにライブQ&A機能を利用できるのかは、以下の公式動画を見るとよくわかります。

[ND4C] ライブ Q&A - YouTube

YouTubeでのライブ配信中には、チャット欄に視聴者からのさまざまなコメントが寄せられます。



これらのチャットに反応することで、クリエイターと視聴者の関係を深めることができます。



「ライブQ&A」は視聴者から寄せられた質問をわかりやすく管理するための新機能です。



まずは「ライブQ&A」の始め方から。



「ライブQ&A」セッションを開始するには、チャット欄の下部にある「+」ボタンをクリックします。



「Start a Poll(投票を開始)」という選択肢と共に表示される「Start a Q&A(Q&Aを開始)」をクリック。



質問を受け付けていることを知らせる文章を入力し、「START Q&A(Q&Aを開始)」をクリック。



すると、チャット欄の上部にライブQ&Aを受け付けていることを示す文章が固定され、視聴者はこれに反応して質問を送ることが可能になります。



チャット欄上部に表示されている「Live Chat(ライブチャット)」の項目をクリックし、「Questions(質問)」に切り替えることで、視聴者からの質問のみを表示することができます。通常のライブチャットでは質問や感想などがまとめて表示されるため、視聴者からの質問や疑問を見逃してうまく答えられないことがありますが、ライブQ&Aを利用することで質問を適切に管理することが可能となるわけです。



質問はライブチャットと同様に時系列順で表示され、デフォルトでは最も古い質問が上部に表示されるようになっています。受け付ける質問の数に上限は設けられていませんが、200を超えるとリスト内の最も古い質問から表示されなくなっていくとのこと。



答えたい質問を見つけたら、質問の右側にあるドットアイコンをクリック。



「Select question(質問を選択)」をクリック。



すると、チャット欄上部に質問が固定され、どの質問に回答しているのかを視聴者にわかりやすく知らせることができます。



次の質問に回答する時は、同じようにメニューを開いて「Select question」をクリックすればOK。



質問以外の反応も見たい時はチャット欄上部のプルダウンをクリックして、「Top Chat(トップチャット)」や「Live Chat(ライブチャット)」に切り替えることができます。



なお、トップチャットではスパムの可能性があるチャットが除外されています。



一方、ライブチャットはすべてのチャットを表示します。



ライブQ&Aを終了する場合は、トップに固定した質問の「CLOSE(閉じる)」をクリック。



続いて「END Q&A(Q&Aを終了)」をクリック。



ライブQ&Aを終了してもいいか確認するメッセージが表示されるので、「CONFIRM(確認する)」をクリックすればライブQ&Aを終了できます。



ライブQ&Aのシステムは基本的にライブチャットと同じであり、ライブチャットでブロックした単語や報告されたメッセージの設定はライブQ&Aにも反映されるほか、特定の質問を報告することもできます。なお、チャンネルのモデレーターはライブQ&Aの管理ができませんが、チャンネル管理者または編集者の権限を持つユーザーはライブQ&Aのリスト管理が可能です。



テクノロジー系メディアのTechCrunchは、近年のYouTubeがTwitchやTikTokといったプラットフォームとの競争に重点を置いており、TikTokにはすでにライブ配信専用のQ&A機能があると指摘。YouTubeはライブ配信機能を強化するため、クリエイターがゲストを招待してライブ配信できる新機能も準備中だとのことです。