Microsoftは2022年10月の定例外(OOB: Out-of-band)累積更新プログラムで、Windows 11 2022 Updateのファイルエクスプローラーに「タブ」を導入した。ファイルエクスプローラーにタブ形式のUI/UXを求める声は多く、Windows 11 2022 Updateでの導入が期待されていた。

MicrosoftはWindows 11 2022 Updateの最初の配信でこの機能を導入しなかったが、2022年10月に定例外の累積更新プログラムの配信を行い、Windows Update経由で新機能の提供を開始した。

この機能は要望の多かった機能とされているが、中にはこの機能を好まずにこれまでのシングルウィンドウのままにしてほしい人もいるだろう。Microsoftは今のところ、ファイルエクスプローラーのタブを無効化するための設定を提供していない。しかし、方法がないわけではない。

Windowsに詳しいアドバンスドユーザー向けとなるが、BetaNewsが「How to disable File Explorer tabs in Windows 11」において、その方法を説明しているので、そのポイントを紹介しよう。

BetaNewsは、「ViVe」と呼ばれるツールを使うことでファイルエクスプローラーのタブを無効化する方法を紹介している。

How to disable File Explorer tabs in Windows 11

紹介されている方法は、ViVeコマンドを展開したら管理者権限のコマンドプロンプトで展開したコマンドと同じパスで次のコマンドを実行するというもの。

○ファイルエクスプローラーのタブを無効化する方法

vivetool /disable /id:37634385

vivetool /disable /id:39145991

ファイルエクスプローラーの新しいナビゲーションパンを無効化したい場合は、次のコマンドを実行することで無効化できるという説明も行われている。

○ファイルエクスプローラーの新しいナビゲーションパンを無効化する方法

vivetool /disable /id:36354489

どちらの方法においても、コマンドを実行したあとでWindowsを再起動する必要がある。

紹介されている方法は、管理者権限で直接コマンドを実行する必要があるため注意が必要。元に戻せなくなる可能性もあることから、紹介されているツールについてその挙動をよく把握した上で操作を行うことが望まれる。