ウェストハムのフランス代表DFクル・ズマ【写真:ロイター】

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動画を投稿した弟のヨアン・ズマにも140時間の社会奉仕が命じられる

 イングランド1部ウェストハムに所属するフランス代表DFクル・ズマは、ペットの猫に対する虐待を認め、180時間の社会奉仕が命じられるとともに、5年間の動物飼育禁止も言い渡された。

 英紙「メトロ」が報じている。

 ズマは今年2月、飼い猫を殴ったり、蹴とばしたりしている様子が、同じくプロサッカー選手のDFヨアン・ズマによってネットに投稿された。この動画は瞬く間に拡散され、大問題となり、英国動物虐待防止協会(RSPCA)が調査に乗り出し、動物福祉法に基づき、ズマ兄弟を起訴していた。また、猫を蹴っていた際には、目の前に7歳の息子がいたという。さらに別の動画では、靴を投げつけて顔を殴り、「絶対に殺してやる」と言っている様子も収められていた。

 動画が問題になるとクル・ズマは、謝罪をするとともに、RSPCAが2匹の飼い猫を保護することも認めた。すでにアディダス社とのスポンサー契約が解除となり、フランス代表からも外され、所属するウェストハムからは、25万ポンド(約4000万円)の罰金を科されている。

 5月24日には裁判で2件の動物虐待を認めていたが、今回、有罪となり、投獄は免れたものの、5年間の動物飼育禁止に加え、180時間の社会奉仕が命じられた。また、弟のヨアン・ズマにも140時間の社会奉仕が命じられている。(FOOTBALL ZONE編集部)