「素材を生かした 冷やして食べる チキンジンジャーカレー」「素材を生かした 冷やして食べる えびとトマトのカレー」はいずれも180gで350円

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 無印良品のカレーといえば、レトルトでありながらそのクオリティの高さから人気の商品だ。そんなカレーのなかに「冷やしカレー」があるのをご存知だろうか?
 春夏限定商品として4月20日に発売されたのが、「素材を生かした 冷やして食べる チキンジンジャーカレー」、「素材を生かした 冷やして食べる えびとトマトのカレー」の2種類。なかなか耳馴染みのない冷やしカレーだが、これからの季節にぴったりとのこと。今回はこの2種類の個性派カレーを紹介しよう。

●無印のこだわりが詰まったカレー 冷やしても油脂が固まらない



 「素材を生かした 冷やして食べる チキンジンジャーカレー」は、ココナッツミルクをベースに、レモングラスやコブミカンの葉を使ったタイ風カレー。辛さの目安は5段階中で「2」となっており、少し辛さを感じる程度だ。

 冷蔵庫でしっかり冷やしてみたところ、油がまったく固まっていないのに驚かされた。そう、このカレーは冷やして食べることを想定して、鶏むね肉やヨーグルトを使っているのだ。

 冷やすと味を感じにくいのでは思ったが、しっかりタイ風カレーの味わいが感じられ、レトルトとは思えないようなハーブの香りが楽しめる。生姜の風味が食欲を刺激するので、これなら夏バテ中でもおいしく食べられそうだ。今回は温かいごはんにかけて食べたが、そうめんなどの麺類に合わせてもいいだろう。

●スパイスの効いたインド風カレーもおすすめ



 無印良品といえばバターチキンカレーに定評があるが、「素材を生かした 冷やして食べる えびとトマトのカレー」もインド風カレーとしては甲乙つけがたい仕上がりだ。えびとセミドライトマトを、トマトソースとヨーグルトベースのソースと合わせており、クミンやフェンネル、カルダモンなどのスパイスも使用している。

 インド風カレーこそ冷やして食べるイメージがまったくないが、実際に食べてみると、スパイスの香りはもとより、エビの旨みもしっかり感じられる。辛さは5段階中「3」となっており、たしかにあと味はピリッと辛みがある。とはいえ、普段は中辛のカレーを食べる筆者でも問題なく食べられたので、ちょうどよい辛さだった。

 こちらも油分はほとんど感じられず、冷やした状態でもごはんとの相性は抜群。このカレーならナンに合わせても違和感はないだろう。

 このカレーは冷やすだけでなく、常温や温めても食べられるので、非常食として常備しておくのも良さそうだ。いつものカレーに飽きたときは、さっぱりした冷やしカレーを楽しんでみては。(フリーライター・今西絢美)