CORSAIRは5月23日、同社初のゲーミングノートPC「VOYAGER a1600 AMD Advantage Edition」を発表した。AMD Ryzen 6000シリーズのプロセッサとAMD Radeon RX 6800Mモバイルグラフィックスを搭載。Elgato Stream Deckソフトウェアに対応するタッチバーを備え、高いスペックをゲーム実況やクリエイティブ用途に活用できる。



ディスプレイは、16インチで解像度2560×1600(QHD+)、アスペクト比16:10のIPS液晶。最大リフレッシュレートは240Hz。ディスプレイのリフレッシュレートとPCのフレームレートのずれを抑えてなめらかなゲーム体験を実現する「AMD FreeSync Premium」をサポートする。

キーボードの奥側のヒンジ部分に、タッチパネルタイプでカスタマイズ可能な「S-keyショートカット・ボタン」を装備する。これら10個のボタンのカスタマイズには、CORSAIR傘下になったElgato Gamingの技術を採用している。ElgatoのPC用ショートカット・キーパッド「Stream Deck」は、アプリケーションの起動や操作、フォルダやファイルへのアクセス、定型文の入力、複数のアクションをつなげたオートメーションなど、様々なアクションをLCDキーに割り当てられる。PCの生産性や作業効率を上げるツールとして、配信者やコンテンツクリエイター、ビジネスパーソンに利用されている。S-keyショートカット・ボタンもElgato Stream Deckと同じように、よく使うアクションをボタン一つで利用できるようにカスタマイズできる。



Elgato Stream Deck MK.2

ディスプレイに組み込まれたWebカメラは1080p(30fps)に対応。4つのマイクでアンビエントノイズキャンセリングに対応するアレイマイクを装備するなど、PCだけで配信をサポートする構成になっている。

ラインナップは、上位モデルがRyzen 9 6900HSプロセッサを搭載し、メモリが64GBのDDR5。ストレージが2TB PCIe 4.0 M.2 NVMe SSD。価格は2999.99ドル。

もう1つのモデルは、Ryzen 7 6800HS、32GB DDR5、1TB PCIe 4.0 M.2 NVMe SSDで、価格は2699.99ドル。

熱を均等に拡散させるベイパーチャンバーを用いた冷却システムを備え、19.9mの薄型デザインを実現。キーボードに「CHERRY MX Ultra Low Profile」を採用、RGBバックライトを備える。他の共通の仕様は以下の通り。

グラフィックス:Radeon RX 6800M

インターフェイス:USB 4.0(Thunderbolt 3)×2、USB 3.2 Gen 2 Type-C×1、USB 3.2 Gen 1 Type-A×1、SDXCカードリーダー、3.5mmコンボオーディオジャック

ワイヤレス:Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2

バッテリー:6410mAh,99Wh

サイズ:356×286.7×19.9mm、2.4kg