リヴァプールを「フリーで退団」した10選手、今どうしているのか
ユルゲン・クロップ監督が就任してから、非常に良い雰囲気でチームが運営されているリヴァプール。しかしそのチームからフリーで退団を余儀なくされる者、契約更新を拒否する者も…。
今回は『Planet Football』から「リヴァプールをフリーで退団した最近の10選手」を特集する。
ホセ・エンリケ
ブレンダン・ロジャーズ監督の下ではレギュラーとして左サイドを担ったスペイン人DF。ただクロップ監督にはあまり愛されず、2015-16はカップ戦が主戦場となり、フリーでレアル・サラゴサへ。怪我のために2017年で引退した後は代理人として活動。
コロ・トゥレ
デヤン・ロヴレンとともに2015-16シーズンのセンターバックを担ったものの、新しい契約が提供されなかったことから退団。ジョエル・マティプと入れ替わる形に。現在はレスターでブレンダン・ロジャーズのアシスタント。
マリオ・バロテッリ
クロップ監督が前線からのプレスを要求していることを考えれば、彼が必要なかったことは当然だ。ミランへのローンを経験した後、2016年夏にニースへと移籍した。現在はトルコのアダナ・デミルスポルに所属。
エムレ・ジャン
3シーズン活躍を見せた後、リヴァプールとの契約を延長することを拒否したエムレ・ジャン。2018年の夏にユヴェントスへとフリーで移籍したがあまり成功できず、後にボルシア・ドルトムントに加入している。
ラザル・マルコヴィッチ
マルコヴィッチは2014年にベンフィカから獲得された後、一度もリヴァプールでポジションを確保できなかった。5年間で3回のローン移籍を経験し、2019年1月に契約を解除してフラムへと移籍している。現在は古巣パルチザン・ベオグラードでプレー。
ダニエル・スターリッジ
2014年にリヴァプールが優勝に近づいたとき、スターリッジはまさにプレミア有数のFWだった。しかし怪我に苦しんだことからなかなかそれ以来活躍できず、2019年にフリーで退団。トルコのトラブゾンスポルに加入したがギャンブル違反で長期の出場停止を受けた。2年の無所属期間を経て、今季からパース・グローリーに加入している。
アルベルト・モレノ
アンディ・ロバートソンの登場によってリヴァプールでの立場を失ったモレノ。141試合に出場した彼は2019年夏に契約満了となり、ビジャレアルへと去っていった。それからはリーガで再びレギュラーとしてチームに貢献している。
ナサニエル・クライン
クロップ監督政権の初期には信頼できる選手だったが、アレクサンダー=アーノルドの登場によってバックアップに。ボールマスへのローンを経て、2020年夏にクリスタル・パレスへと移籍していった。
アダム・ララーナ
リヴァプールでは6シーズンプレーしたが、怪我にも苦しめられたララーナ。クロップ体制初期にはゲーゲンプレッシングの要の一人だったが、徐々にバックアップになっていった。フリーでブライトンへと移籍したものの、そこでもなかなか万全な状態になれずにいる。
ジョルジニオ・ワイナルドゥム
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2021年にワイナルドゥムがパリ・サンジェルマンに移籍したことは、おそらくクロップ体制になってから最も衝撃的なフリー退団だった。さらに驚きなのは、パリ・サンジェルマンでワイナルドゥムが全く力を発揮できていないことだ。