027_ママ(単体)_善哉あん (1)

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前回からの続き。一軒家を購入しようと考えている投稿者さん夫婦は、築浅の中古の家に出会いました。立地も設備も言うことなし、しかもハウスクリーニング済という好条件で旦那さんはかなり乗り気のようです。投稿者さんも素敵な家だとは思っているものの、心のどこかでは「中古の家は恥ずかしい……」と考えているのだそう。ママスタコミュニティのママたちからは「家が中古であること以外に迷うポイントがないならば買うべきなのでは?」と今回の家をおすすめするような声が寄せられました。しかし中古の家を勧める声があがった一方で、「迷いがあるならやめたほうがいいかも」とのアドバイスも集まったようです。

周りの目が気になるなら考え直してみては?

『初物をありがたがる人もいるから、「中古の家なんて考えられないよね」って陰でヒソヒソする人が出てくるかも。下手したら面と向かって言ってくる人もいるかも。そういうときに笑って跳ね返せるなら中古のほうが絶対いいけど、気にするならやめておいたほうがいい』


『やめたほうがいいんじゃない? 周りの目や見栄を気にするタイプだと、のちのちやっぱりやめとけば……って後悔しそう』


どんなに投稿者さん夫婦が気に入って買ったとしても、なかには心ない言葉を浴びせてくる人がいるかもしれません。そのときに「私たちは気に入ってるから」と笑ってかわせるならばまだしも、もしその言葉をいつまでも気にしてしまいそうなのであれば、今は即決をせずに少し考えてみてもいいのではないでしょうか。「見つけた家がいい家かどうか」というのももちろん大切ですが、「どちらの選択が自分にとってストレスにならないか」を考えるのも同じくらい大切なのかもしれませんね。

他人を見下す気持ちのほうが恥ずかしい!

『投稿者さんは中古の戸建て買ってる人みたら恥ずかしいと思うわけ?』


『街を歩いてて見かけた家を「この家って中古買ったのかしら。恥ずかしい」って言ってる人がいたらどう思う? 「恥ずかしいのはその考えでしょ」ってならない?』


「中古の家に住んでいることが恥ずかしいのではなく、"中古の家に住んでいるなんて恥ずかしい"と考えることこそが恥ずかしい」と主張するママたちも。他人を見下すような考えを冷静に諫める声に、思わずハッとしてしまいそうです。人の価値観はそれぞれですが、自分の常識を掲げて相手を貶めるような行為は決して褒められたものではありませんよね。「中古の家に住んだら他人に何か言われるかも……」というのは心配しすぎないほうがいいのかもしれません。

自分のなかで悶々としてしまわない?

たとえ周りから何かを言われたわけではなくても、自分のなかで引っかかるものがあるなら冷静になってみてとの声も寄せられました。

『自分のなかの見栄ってつまり、投稿者さん自身が中古に住んでる人を恥ずかしいと思うタイプってことだと思うのね。そう思うならやめとけば?』


『私はまったく恥ずかしくないと思ってるけど、自分で恥ずかしい気持ちがあるならやめたら? ずっとその思いを引きずって、新築に憧れ続けるかもしれない』


そもそも「中古の家が恥ずかしい」というのはほかの人から言われて生まれた気持ちではなく、もともと投稿者さんのなかにあった考えでしょう。「それはつまり、投稿者さん自身が中古の家に住んでいる人を"恥ずかしい"と思っているのでは?」と鋭い指摘をしたママたちもいました。もしその気持ちが根底にあるのであれば、中古の家の住んだらその嫌な気持ちをずっと引きずってしまうかもしれません。その場合は一度冷静に自分の気持ちと向き合ってみる方がよさそうです。

自分たちが気に入った家がいちばん!

「見栄があるから新築に住みたい」と話す投稿者さんにママたちからはこんな言葉がかけられました。

『見栄は他人のためにやる行動だよ。覚えておいてね。見栄は結局なんの得にもならないと思うよ』


『どちらにしても自分たちが気に入ってればそれでいい。夫婦ともに気に入ったところにするのがいいよ』


見栄を大切にしている様子の投稿者さんですが、ママたちは「見栄は何の役にも立たない」と考えたようですね。見栄を張るよりも自分たちの幸せを最優先することが大切だと感じているのでしょう。中古であれ新築であれ、投稿者さん夫婦がいちばん気に入る家を選ぶことが大切ではないでしょうか。

家選びの際に、条件と見栄との間で揺れていた投稿者さん。結局「この家が他で売れたら後悔する」との結論に達し、申し込みをするようです。投稿者さん夫婦が満足できる家になるといいですね。

文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・善哉あん