【冷蔵/冷凍】しいたけの賞味期限。白っぽい・黒っぽいのは大丈夫?
しいたけの賞味期限
スーパーで販売されているしいたけは、賞味期限が記載されていません。しいたけは生鮮食品のため、賞味期限や消費期限の表示義務がないのです。
賞味期限や消費期限が記載されていないと、食べられる期間がわかりにくいですよね。保存期間の目安は、下記の通りです。
冷蔵庫で保存する場合
しいたけは、水気に弱く繊細です。保存する際はパックから出してひだの部分を上にし、キッチンペーパーで包んでポリ袋に入れます。冷蔵庫の野菜室で、1週間保存可能です。カットして冷蔵保存する場合は、傷みが早いため2~3日で使い切りましょう。
冷凍庫で保存する場合
しいたけは、冷凍保存すると日持ちしますよ。しいたけをかさと軸に切り分けてから冷凍用ジッパー袋に入れ、空気を抜いて密封し冷凍保存します。1ヶ月保存可能です。お好みの大きさにカットしたしいたけも、同様に冷凍保存できますよ。
しいたけを常温で保存しても大丈夫?
しいたけは、比較的涼しい温度を好むため、常温保存には向いていません。しいたけを常温で保存すると、日持ちは1日程度です。夏場や気温の高い場所においておくと、半日ほどで傷むおそれがあるため注意が必要。しいたけを保存する場合は、冷蔵庫や冷凍庫で保存してください。
しいたけが白っぽい・黒っぽい場合
白っぽいしいたけ
白っぽいしいたけは、カビが生えているように見えるかもしれません。しいたけにかかる白い膜は、菌糸です。しいたけの一部でカビではないので、食べても問題ありません。気になる場合は、キッチンペーパーで拭き取って食べるといいでしょう。
ただし、形状や色味によってはカビのおそれがあるため、後述する見分け方をきちんと確認してください。
黒っぽいしいたけ
黒っぽいしいたけは、カビが生えて傷んでいるおそれがあります。新鮮なしいたけは、かさの裏にあるひだ部分が白色です。ひだや軸が黒く変色したり、カットしたときに中身がピンク色に変色していたりする場合は、しいたけが傷んでいます。食べずに処分してください。
食べないほうがいいしいたけの見分け方
傷んだしいたけを食べると、おなかを壊したり食中毒をおこしたりするおそれがあります。以下のような状態のしいたけは、食べないでください。
・ひだや軸が黒っぽく変色している
・カットした中身がピンク色になっている
・張りがなく、ぬめりが出ている
・アンモニア臭や酸っぱい臭いがする
乾燥させると日持ちする
湿気に弱いしいたけは、乾燥させると保存性が高まります。乾燥しいたけの作り方は、とても簡単。
しいたけの汚れをキッチンペーパーで拭いてから、硬い石づきを取り除いて天日干しします。丸ごとのしいたけは、日当たりのいい場所で5日~1週間、スライスしたしいたけは3~4日干せばOK。水分が抜け乾燥したら完成です。
乾燥しいたけの保存期間
しっかり水分を飛ばした乾燥しいたけは、2ヶ月保存可能です。吸湿しないように食品用乾燥剤と密閉容器に入れて、冷暗所で保存しましょう。冷蔵庫で保存も可能ですよ。
しいたけの賞味期限を知って、無駄なく使おう
賞味期限の記載がなく、まだ食べられるのか分かりづらいしいたけ。傷んだしいたけの見分け方を参考にすれば、しいたけが食べられるかを見極められますよ。
しいたけは、基本的に日持ちしないため、適切な保存方法をおこなったり乾燥させたりと工夫することが大切。上手に活用して長く楽しんでくださいね。