コップで瞬間技!アボカドの剥き方&種の取り方の簡単テク
簡単で綺麗なアボカドの剥き方
クリーミーな味わいで、生で食べたり加熱したり、アレンジがきくアボカドが大好き!という方は多いかもしれませんね。おいしくて、手に入りやすいアボカドは、どうすれば簡単で綺麗に剥けるのでしょうか?
アボカドの剥き方には、手で剥くほかに、コップやスプーンや泡立て器を使うなど、いくつかの方法があります。代表的な剥き方をご紹介しますので、自分に合う方法を試してみましょう。まず、種の取り方をご紹介します。
アボカドの剥き方:【事前準備】種の取り方
アボカドの皮を剥く際には、先に種を取り除くと剥きやすいですよ。アボカドは中心部分に大きな種があるので、まずはこの種を取り除きましょう。
1. 縦に切る
アボカドに縦に包丁を入れます。
2. 包丁をぐるっと回しながら切れ目を入れる
種に当たるまで包丁を入れたら、種を中心に包丁をぐるっと回しながら切れ目を入れます。
3. 両手で持ってねじるように回す
アボカドを包むように両手で持ち、ねじるように回します。
ぐるっと一周ねじって左右に引っ張ると簡単にふたつに割れます。
4. 種をねじり取る
片側に残っている種に包丁の刃元をしっかり刺します。
アボカドを片手で固定して、種に刺している包丁をぐるっとねじるように回します。
種に包丁を刺したままぐるっと回して引き抜くように動かすと、種がきれいに取り除けます。
※怪我をしないように、包丁の使い方には十分注意してください。
横にカットしたい場合は?
料理によっては、横にカットしたい場合もありますよね。横にカットする際の手順は、縦にカットして種を取り除く方法と変わりません。
アボカドを横に持ち、種を中心にしてぐるりと一周回しながら、包丁で切れ目を入れます。切れ目を入れたら、アボカドの上下を両手で持ち、ねじるように回してください。蓋を開けるように、回しながら上下のアボカドを離しましょう。その後、種に包丁の刃元を刺して、ねじるように引き抜けば簡単に取り除けます。
アボカドの剥き方 その1:皮むき器いらず!手で剥く
アボカドの皮は、道具がないときでも、手で気持ちよいほど簡単に剥けます。完熟しているアボカドほど、綺麗に剥けますよ♪
1. アボカドを縦に4等分にする
種を取り除いたアボカドを縦に4等分します。
2. 皮を剥く
アボカドの皮の角をつまんで、バナナの皮を剥くように引っ張ります。
少し引っ張るだけでするっと皮が剥けます。完熟したアボカドほど、簡単で綺麗に皮が剥けますよ。
あっという間に、アボカドの皮剥きが完成です!好きな大きさに切り分けましょう。
アボカドの剥き方 その2:コップを使う
アボカドの皮を手で剥くのがむずかしいときは、コップを使う方法がおすすめです。
1. 適当な大きさのコップを用意する
アボカドの大きさに合わせて、適当な大きさのコップを用意します。なるべく縁が薄いものを選びましょう。アボカドの切り口のカーブは、それぞれ大きさが違います。カーブの大きさに合うコップを選んでください。
2. アボカドの皮と果肉の間にコップの縁を押しつける
アボカドの皮と果肉の間に、コップの縁を押し付けます。
コップの縁を押し付けて、アボカドの果肉をすくいとるように皮から実を離していきます。
やわらかな完熟アボカドは、きれいに果肉が剥がれます♪
コップとアボカドの大きさが違うときは、皮に果肉が残ってしまいます。そのときは、スプーンを使って果肉をすくいましょう。
アボカドの剥き方 その3:スプーンを使う
スプーンを使う剥き方は、後片付けがとても楽!アボカドをサイコロ状にカットしたいときは、スプーンを使うと皮剥きと同時にできますよ。まな板を使わないため、時短調理したいときに便利です。
1. 切れ込みを入れる
アボカドの果肉に、縦に切れ込みを入れます。
横にも切れ込みを入れ、格子状にカットします。
3. 切れ目にスプーンを差し入れる
カットした切れ目にスプーンを差し入れます。
スプーンですくうように持ち上げて、果肉を取り外します。できるだけ皮に果肉が残らないようにすくい取りましょう。
外した果肉はそのままサラダにのせたり、ほかの材料と合わせるボウルに入れたりしてすぐに使うことができます。
アボカドの剥き方 その4:泡立て器を使う
泡立て器を使う方法もあります。泡立て器で皮を剥く際は、果肉をかなり崩してしまうことが注意点です。ディップやソースなど、アボカドをつぶして調理するときにお試しください。
1. アボカドの皮と果肉の間に、泡立て器を押し当てる
アボカドの皮と果肉の間に、泡立て器を押し当てます。
2. 果肉をすくい取る
果肉をすくい取るようなイメージで泡立て器を使い、皮から果肉を離します。
皮に残っている果肉は、泡立て器やスプーンなどを使ってすくい取りましょう。
アボカドの変色を防ぐ方法
アボカドは皮を剥いてそのまま放置すると、短時間で変色してしまいます。黒っぽくなり、見た目が悪くなってしまうため、すぐに食べないときは色止めをしておきましょう。
アボカドの変色を防ぐのに役立つのはレモン果汁です。カットした断面にレモン果汁をかけてからラップしてください。また、サラダや寿司など、しばらく空気に触れる状態で盛り付ける場合は、カットしたアボカドにレモン果汁を適量かけておくと、変色を防げます。
硬いアボカドをやわらかくする方法
アボカドが完熟していなかったり、思っていたよりも硬かったりするときに、やわらかくする方法をふたつご紹介します。
レンジで加熱する
種を取り除いたアボカドは、皮を剝く前にレンジにかけます。断面を下にして耐熱容器にのせたら、ふんわりとラップをかけて、600Wで30秒~1分ほど加熱します。
加熱時間はあくまでも目安です。レンジによって加熱時間が変わりますので、少しずつ様子を見ながら調整しましょう。
常温に置く
アボカドは、もともと暖かい地方が原産地です。冷蔵庫で保存してもやわらかくならないことを覚えておきましょう。カットせず丸ごとのまま、常温で1~2日ほど置いておくと、果肉が熟しやわらかくなります。
寒い時期は、暖かい部屋に置いてください。触ってみてやや弾力があり、皮が濃い緑色に変色したら、やわらかくなっている証拠です。
よりおいしくアボカドを食べるには?
食べごろのアボカドって?
食べごろのアボカドは、皮が濃い緑で黒みがかっています。シワがなく、ハリとツヤがあることも特徴です。軽く触ったときに、硬くもやわらかくもなく、やや弾力があるものがよいでしょう。
剥きやすいアボカドの特徴
アボカドは、硬いものよりも熟したもののほうが皮が剥きやすいです。熟れていないアボカドは油脂が少ないため、皮や種をきれいに取り除きにくいのです。買ってきたアボカドが熟していない場合は、自宅で追熟させるとよいですよ。
追熟方法
アボカドを追熟させるには常温保存が基本。ただし室温が27度以上の場所では傷みやすくなるので、真夏の時期は注意してください。
冷蔵庫に入れてしまうと追熟が止まってしまいます。気温が高い時期は1日程度常温で保存し、すぐに食べない場合には野菜室で保存するとよいでしょう。また、りんごやバナナと一緒にポリ袋に入れて保存をすると追熟を早められます。
アボカドの保存方法
冷蔵の場合
半分にカットしたアボカドを保存したいときは、断面に空気が触れないようにきっちりとラップをして冷蔵保存します。冷蔵庫で保存した場合の保存期間の目安は約2日間です。
冷凍の場合
適度な大きさにカットしたアボカドにレモン果汁をかけて色止めをしたら、一回で使う分ごとラップに包み、フリーザーバッグのような密閉できる保存用袋や容器に入れて冷凍保存します。
または、ペースト状に潰したアボカドにレモン果汁をしぼり、フリーザーバッグなどに平らにならして入れ、冷凍保存します。冷凍庫で保存した場合の保存期間目安は約1ヶ月です。
解凍は、冷蔵庫で自然解凍がおすすめです。
アボカドの皮剥きが楽しくなる!
アボカドの種の取り方や剥き方は、思ったより簡単だと感じられたのではないでしょうか?スプーンや泡立て器のように身近なもので簡単に皮が剥けるので便利です。アウトドアでアボカドを調理したいときにも活用できますね。
泡立て器を使って皮むきをしたら、そのままほかの食材と和えることもできます。この記事でご紹介した方法を参考に、アボカドの簡単な種の取り方といろいろな皮剥き方法を試してみてくださいね。