Pro Display XDR
Apple

今年夏、アップルがA13チップ(iPhone 11に採用)とNeural Engineを内蔵した外付けディスプレイが開発中との噂がありました。その続報として、カスタムシリコンを搭載した改良型の32インチPro Display XDRが開発されているとの観測が伝えられています。

今回のウワサの発信源は、有名リーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)Dylan(@dylandkt)氏です。最近でもDylan氏は、14インチおよび16インチMacBook Proに同じプロセッサが搭載されると的中させた実績があります。

さてDylan氏の新たなツイートは、アップルが開発中という3つのディスプレイに関するもの。それによれば「ノーブランドの筐体に収められた3つのLG製ディスプレイ」が初期開発中であり、うち2つは「近日発売の27インチと現行の24インチiMac用ディスプレイと同じ仕様」とのことです。

そして残る1台は32インチPro Display XDRの改良版であり、それには「カスタムシリコンへの言及があるようだ」とのこと。すなわち2019年に発売されたPro Display XDRの後継機かもしれないと示唆している模様です。かたや24インチと27インチについては言及が見つからなかったため、カスタムシリコンは搭載されない可能性は高そうです。

さらに補足として、27インチと32インチは「ミニLEDディスプレイと120hzの可変リフレッシュレートを搭載するようだ」と付け加えられています。これはディスプレイ専門家のRoss Young氏による「27インチのミニLEDディスプレイ搭載iMac Proが2022年春に発売」との予想と符合している感があります。

以前、米9to5MacはディスプレイにA13チップを載せる理由を「Mac本体のSoCとディスプレイ側のSoCを組み合わせることで、高度なグラフィック処理のパフォーマンスを向上もできる」という外付けGPU的な役割にあると推測していました。そのためにはA13では非力とも思われますが、より強力なチップが搭載されるのかもしれません。

Source:Dylan(Twitter)

via:9to5Mac