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アップルの次世代大画面モデル「iMac Pro」が、27インチのミニLEDディスプレイを搭載して2022年春に発売されるとのアナリスト予測が報じられています。

ウワサの発信源は、ディスプレイ専門家のRoss Young氏が自らCEOを務める(ディスプレイ業界のサプライチェーン調査会社)の業界観測レポートとして書いた文書です。それによると新たなiMacは「春になると予想される」とのこと。アップルは春にイベントを開催することが多いため、もしかすると今年と同じく4月にバーチャルイベントを行い、その場で発表するのかもしれません。

次期iMacには27インチをこえるサイズの画面が搭載されるとの噂もありましたが、最近はYoung氏を含めて27インチのサイズを引き継ぐとの予想が有力となっています。

その画面はMacBook Pro(2021)と同じくミニLEDディスプレイを採用し、120HzのProMotion技術(可変リフレッシュレート)を搭載するとの見通しは、Young氏が以前も述べていたことを再確認しているかっこうです。

これまでiMacには画面サイズが2種類あり、大きい方は「27インチiMac(2020)」と名付けられていました。が、米MacRumorsによればアップルはネーミング戦略をシンプルにするため、次期iMacは「iMac Pro」と呼んで24インチiMacと区別し、MacBook Proと同様の位置づけにするかもしれないと述べています。また本製品に搭載されるチップは、やはり2021年のMacBook Proモデルと同じM1 ProおよびM1 Maxになるとの噂もあります。

ほか、将来的に一部のMacやiPadのディスプレイがミニLEDではなく有機ELに移行するとの噂もあり、Young氏もその話題に触れています。が、もし実現するとしても2023年までは期待薄だと語っています。

2021年末現在では、アップルのミニLEDパネルの価格は有機EPパネルよりも高くつくとのこと。そのためYoung氏は、今後の「有機EL対ミニLED」の採用競争では価格差が「重要になる」と述べています。

ミニLED方式は有機ELのように有機物を使わないため焼き付きに強い特性があり、長期間の使用には有利と思われますが、コストダウンが順調に進まなければiPadやMacにも有機EL採用が広がる可能性もありそうです。

Source:DSCC

via:MacRumors