箸が止まらない…!「さんまのみじんたまり醤油和え」 【秋のごはん泥棒レシピ #1】

ごはんが進む!さんまのみじんたまり醤油和え

10月の毎週金曜日連載「秋のごはん泥棒レシピ」では、ごはんに合うさまざまな一品料理を、新進気鋭のシェフに紹介してもらいます。

第一回は、「さんまのみじんたまり醤油和え」。

レシピを教えてくれたのは、東京 渋谷にある「Bistro Rojiura(ビストロ ロジウラ)」の鈴木シェフ。「ロジウラ」はミシュランガイド東京でビブグルマンを獲得している、食通の間では言わずと知れた名店です。

「僕のベースがイタリアンとフレンチなので、和と洋のエッセンスを加えたおかずのレシピを考えました。

味のポイントは、バルサミコ酢とたまり醤油ですね。バルサミコ酢の独特の甘みと酸味、たまり醤油のコクと甘みがよりおいしさを引き立ててくれます。醤油ベースの味は、間違いなくごはんに合いますよ」

材料(1~2人前)

・さんま……2尾
・玉ねぎ……1/4個
・塩水……水500cc+氷500g+酒30cc+塩15g(水+氷の代わりに、十分に冷やした水1Lでも代用可)
・甘酢(さんま用)……お酢300cc+砂糖大さじ8杯+塩小さじ2杯
・たまり醤油……大さじ1杯
・バルサミコ酢……大さじ1/2杯
・片栗粉、または薄力粉……適量

作り方(4ステップ)

1. さんまを三枚におろし、下味をつける

さんまを三枚におろしたら、氷を加えた塩水に30分ほど漬けて下味を染み込ませます。

「塩水に漬けると、全体にまんべんなく塩味がつきます。これはフレンチでよくやる調理法なんですよ。また、水はキンキンに冷やすのがポイント。魚の身が締まっておいしくなります」

さらに15分ほど甘酢に漬けて軽くしめ、キッチンペーパーで水気を取りましょう。

「お酢でしめるとよりさっぱりした味わいになって、甘みも増しますよ」

2. さんまを焼き、カットする

さんまの表面全体に片栗粉、または薄力粉を軽くまぶします。

フライパンに油(分量外)を薄くひき、中火で皮目から焼きます。両面に軽く焼き目がつけばOK。焼き上がったらひと口大にカットします。

3. 玉ねぎのみじん切り、たまり醤油、バルサミコ酢をあわせる

玉ねぎはみじん切りにし、たまり醤油、バルサミコ酢とあわせます。

「普通の醤油でもOKですが、甘みとうまみが強いたまり醤油のほうが、よりおいしくなります」

4. 焼いたさんまと、みじんたまり醤油を和える

焼いてカットしたさんまを、3であわせた玉ねぎ、たまり醤油、バルサミコ酢と和えます。お皿に盛れば、完成です!

甘酸っぱい醤油味が食欲をそそる!

ふっくらしたさんまの身に、シャキシャキした玉ねぎのみじん切りがとてもいいアクセント。

お酢が効いているのにマイルドな酸味に仕上がっているのは、バルサミコ酢のコクと甘みのおかげ。さらにたまり醤油の深みのある甘みも後押ししてくれています。身体が喜ぶ滋味深い味わいとは、まさにこのこと!

和食の味でありながら洋のエッセンスも感じる、これぞプロの技です。

次週は「いちじくのきのこ餡かけ」を紹介

取材協力

店舗名:Bistro Rojiura(ビストロ ロジウラ)
公式SNS:https://www.instagram.com/rojiura_restaurant/?hl=ja
電話番号:03-6416-3083
最寄駅:JR・私鉄・地下鉄 渋谷駅から徒歩8分
郵便番号:150-0042
住所:東京都渋谷区宇田川町11-2 宇田川柳光ビル 1F
市区町村:渋谷区
町域:宇田川町11-2 宇田川柳光ビル 1F
営業時間:朝食、ブランチ 8:00~15:00(L.O.14:00)ディナー 17:00~20:00(L.O.19:00)
定休日:月曜