表参道「ホテルズ(Hotel’s)」に潜入!ミシュラン一つ星店、鳥羽シェフの新しい世界観

ミシュラン獲得店の新店舗「Hotel’s(ホテルズ)」がオープン!

2021年10月1日(金)、ミシュランひとつ星2年連続獲得「sio」の鳥羽周作シェフによる新形態レストラン「Hotel’s(ホテルズ)」が、表参道にオープンします。開店に先駆け、さっそく潜入してきました!

場所は駅から徒歩5分ほど。近くには大きな公園があり、落ち着いた雰囲気の中でのんびり過ごす人の姿も見られました。お店があるのは、すぐそばの建物の2階。近代的でおしゃれな外観がパッと目を引きます。

鳥羽周作シェフとは…

Jリーグの練習生を辞め、小学校の教員を経て、32歳で料理人の世界へ入門するという異色の経歴をもつ。2018年7月、sioをオープン。ミシュランガイド東京2020から2年連続一つ星を獲得。現在、全国に系列店含め5店舗を展開。2020年9月には小学館より初のレシピ本「やさしいレシピのおすそわけ #おうちでsio」を刊行。

開放的で居心地のいい “架空のホテルのレストラン”

コンセプトは“架空のホテルのレストラン”。ホテルのレストランから着想を得て、モーニング・ランチ・ディナーと、訪れる時間帯によって異なる料理が味わえます。

ネイビーを基調とした店内は、天井が高く開放感ある空間。心地よいBGMが流れ、明るい陽射しと温かい照明がくつろぎ感を与えます。店員さんの丁寧で明るい接客も嬉しいですね。

細部にまでこだわった店づくり

スタッフのユニフォームから店内のBGM、インテリア、食器、おしぼりに至るまで、ひとつひとつこだわっているのも「ホテルズ」の大きなポイント。

ユニフォームは、お店の内装のイメージカラーと同じネイビーが使用されています。これは、料理の際に使う食器にも多用。また、BGMはモーニング、ランチ、ディナーと、それぞれの時間帯の料理をイメージして選曲されています。

さらに、食器はターコイズブルーを中心に、特注で用意。家具も、スタッフ自らが工場に足を運んで選んだ「マルニ木工」です。やさしい木の温もりがあふれ、圧迫感を与えません。上質でふかふかのおしぼりもソフトな肌触り。

こういった細やかな配慮が、ホテルのような居心地のよさとゆったり感を演出しているんですね。

時間帯によって異なるスペシャリティ

それでは、さっそくメニューをご紹介していきましょう。今回は、モーニング・ランチ・ディナーで提供されるスペシャリティをいただきました。どれも見た目が美しく、上品な味で思わずうっとり。料理はこんなに人を幸せにするんだと感動してしまいました。

モーニング スペシャリテ(スモーブローとオムレツ)

オープンサンドイッチの一種であるスモーブローには、わさびマヨネーズを合わせたアボカドがのせられています。アボカドを薄くスライスすることで、シャキシャキ感を楽しめますよ。アボカドの甘みとマヨネーズの酸味が見事なバランス。乙女心をくすぐる味です。

オムレツはふわふわのスフレ。オーブンで加熱して、絶妙なタイミングで取り出し提供されます。チーズと生クリーム、はちみつで甘みをプラス。トリュフのオイルがかかっているので、食べた瞬間ふわっと香り、食欲をそそります。口の中でとろける食感がたまりません。

ランチ スペシャリテ(ハンバーガー)

神戸牛100%のお肉とチーズ、玉ねぎをバンズで挟んだハンバーガー。チーズは、チェダーチーズとパルミジャーノチーズが使用されています。ハンバーガーに添えられているのは、外がパリッ、中がもっちりしたフライドポテト。

ハンバーガーはチーズとマヨネーズの甘みが、お肉の旨みをより引き立たせていますよ。そのままガブっとかぶりつくと、口の中いっぱいにおいしさが広がります。シンプルでいて印象深い……これはハマります!

ポテトはちょうどいい細さが嬉しいですね。ほろ苦いホップ塩を加えることで、大人の味に仕上げられています。一緒に頂いた唐辛子入りのピリッとしたクラフトコーラとの相性もバツグン!一度食べ始めたら止まらないクセになる味です。

ディナー スペシャリテ(薪火で焼いたステーキ)

焚火で焼くステーキは肉汁たっぷり。お店の人いわく「肉汁が踊っている」のだとか。この日は羊でしたが、その日によって牛肉や豚肉に変わります。表面はカリッと中はジューシーで、食べ応えのある食感ですね。

一緒に添えられているのは、マルドンの塩とホップ塩。マルドンでまろやかな味を楽しむもよし、ホップ塩でほろ苦い大人の味を楽しむもよし、ひと皿で何度も楽しめますよ。

共通のスペシャリティ

お店イチオシのサラダは、ひとくち食べるごとに味が変わる不思議なサラダ。野菜やフルーツなど、200種類以上が使用されています。フレッシュな野菜を使っているので、スプーンでサッとかき混ぜて早めに食べる方がいいのだとか。

最初はナッツやフルーツの甘みや酸味が楽しめ、あとからクミンの香りがおいかけてきます。エキゾチックな味やオリエンタルの味を同時に味わえる贅沢なひと皿。見た目も美しいので、目でも楽しめますよ。

毎日変わるクラフトドリンク

ドリンクは、ひと皿ごとに合わせた季節のアルコールや、ノンアルコールのペアリングドリンクが楽しめます。

お店で料理を頂いたときも、スモーブローに「レモネード」、オムレツにほうじ茶と紅茶を合わせた「ほうじ紅茶」、ハンバーガーに「クラフトコーラ」といったように、料理ごとにドリンクが提供されました。どれも料理にピッタリで、計算されたペアリングドリンクは感動的でしたよ。

その日によってドリンクが変わるので、同じ味は提供されないそうです。お店のお客様を楽しませたいという思いがひしひしと伝わってきますよね。

そのほか、アジア人初のWORLD BREWERS CUP世界チャンピオンの粕谷哲(カスヤテツ)氏が監修した、高品質かつ希少なコーヒーも販売されますよ。

旅から帰ってきたような気分でごちそうさま

お店のコンセプトどおり、まるでホテルのような居心地のよいお店でした。上質でありながらカジュアルさもあり、何度でも訪れたくなる場所です。

お料理はもちろん、お店の方の細やかな接客も素晴らしいの一言。お手洗いから戻ってくると、キレイに折り畳まれたナプキンが置かれていていました。ちなみに、お手洗いの内装もとってもステキでしたよ!

夕方は夕日が見えて、ロマンティックな雰囲気を満喫できるのも「ホテルズ」の魅力のひとつ。ハンバーガーやサラダはテイクアウトできるので、近くの公園でのんびりしながら食べるのもいいですね。

自分へのご褒美や誕生日、記念日など大切な一日に、訪れてみてはいかがでしょうか。

店舗情報

店舗名:Hotel’s(ホテルズ)
電話番号:03-6804-5699
最寄駅:東京メトロ表参道駅
郵便番号:107-0061
住所:東京都港区北青山3丁目4-3 ののあおやま2階
市区町村:港区
町域:北青山3丁目4-3 ののあおやま2階
営業時間:8:00~22:00