神戸で現役だったことに驚きの声 JリーグからEURO参戦の特殊な経歴に集まる注目
日本のサッカーファンからすれば珍しいことではないが、EURO2020で優勝候補の一角となっているベルギー代表のメンバーを見た世界のファンは驚いたかもしれない。
ほとんどが欧州のクラブでプレイする選手がメンバー入りしている中、1人ヴィッセル神戸でプレイする35歳DFトーマス・ヴェルマーレンが入っていたからだ。
ヴェルマーレンはグループ初戦のロシア戦に途中出場したが、SNS上ではヴェルマーレンがまだ現役を続けていたことに対して驚きの声も挙がっていた。
「35歳のヴェルマーレンが今も日本でプレイしているとは驚いた」
普段Jリーグを見ない世界の人々からすれば、ヴェルマーレンの現状は未知数と言っていい。まだベルギー代表でプレイすべき実力者なのかも分からないだろう。
英『The Sun』は「まだ現役を続けていた意外な選手」と題した特集を組んでいるが、そこにはアフリカのジブチという国にあるアルタ・ソレール7でプレイする元アーセナルMFアレックス・ソング(33)、スイスのFCヴァロルブ=バレーグでプレイするエリック・ジェンバジェンバ(40)、ニューウェルズ・オールドボーイズでプレイする元アルゼンチン代表MFマキシ・ロドリゲス(40)らとともに、ヴェルマーレンのことも一緒に取り上げている。
神戸でプレイするヴェルマーレンが彼らと同じカテゴリーに入ってしまっているのは残念だが、ベルギー代表を指揮するロベルト・マルティネスはまだトップレベルで戦えると判断して招集したのだろう。ベルギー代表の最終ラインは高齢化が目立ち、ベルギーの数少ない弱点との見方もある。
ヴェルマーレンはEUROで自身の実力を改めて証明できるのか。Jリーグ組としてヴェルマーレンには意地を見せてほしいところだ。