食楽web

「小田原」といえばアジが有名ですが、地物の美味しいサバが揚がることでも知られています。サバはDHAやEPAなど、健康維持に欠かせないオメガ3脂肪酸の含有量が青魚のなかでもトップクラス。でも、なかには小さくて流通しにくいサバもあるそうで、活用されないとしたらもったいないですよね。

 そんなサバを生かして商品化された味な逸品が、小田原駅東口の新名所「ミナカ小田原」1階の『小田原六左衛門』で購入できると知って、日頃肉食に偏りがちな筆者、早速買ってみました。

500円(税抜)

 それがこちら、小田原産サバを加工した「小田原城前鯖シリーズ」で一番人気の「さばのオイル漬け ガーリック」です。

 サバを高温で蒸して骨ごと食べられるようにしてあるのが特色で、青魚特有のくさみを抑えつつ、旨味を引き出し、幅広い年齢層が楽しめるように仕上げてあるのだとか。サバのほかにもニンニク、フライドガーリック、ラー油、コチュジャン、豆板醤、鰹と昆布の合わせだしなどがブレンドされています。

 ふたを開けてみると、意外にも甘くやさしい香り。味見すると、舌先にほんのりスパイシーな余韻。にんにくの風味が食欲をそそり、青魚が苦手な人もこれなら食べやすそうです。サバ缶などとは違って調味済みなので、すぐに使えてアレンジが簡単なのもいいですね。早速、おすすめの活用法をご紹介します。

おつまみにぴったり「さばオイル漬けリエット風」

 白いごはんにもよく合いますが、洋風アレンジもしやすいのが「さばのオイル漬け ガーリック」の特徴です。

 オイルが多すぎないので、バケットにそのまま塗れば、サバの旨味をたっぷり味わえるリエット感覚のおつまみになりますよ。バケットは軽く焼いてもいいですし、クラッカーやグリッシーニなどに塗るのもおすすめです。

野菜が無限に食べられる「さばディップ」

 お次も簡単、お好きな野菜に添えるディップでどうぞ。そのままのもの、適量をマヨネーズと混ぜたもの、2つの味で変化をつけるのもおすすめ。ポリポリ、パクパク、野菜がたくさん食べられますよ。特に、大根やキュウリ、キャベツなど、淡泊な野菜によく合います。

マヨネーズを混ぜたサバディップも美味

のせるだけの手軽さ!「さばオイル漬けパスタ」

 パスタに使うのもおすすめです。茹で上がったパスタに適量をトッピングし、混ぜながらいただきました。サバの量が少ないかな? と思いましたが、結構しっかり味が付いているので、このくらいで十分美味しく味わえました。お好みで大葉をあしらったり、オリーブオイルを少量垂らしたり、ボイルしたキャベツや白菜などと合わせても美味しそうです。

 アレンジ簡単、手軽に青魚の栄養も取れていいことづくめの「さばのオイル漬け ガーリック」。ご紹介したアレンジのほかにもサラダのトッピング、うどん、にゅうめんなどにも合いそうです。オンラインでも購入できるので、ぜひいろいろ試してみてください。

(撮影・文◎池田実香)

●DATA

小田原六左衛門

https://odawara-rokuzaemon.com/