※2020年8月撮影

トップ画像は、JR西日本山陽本線吉永駅。

蝉時雨の三石駅を13:55発の岡山行に乗って6分。14:01に吉永駅到着。下り列車は島式ホームの3番線(左側)に入りました。奥が門司駅方面です。右には上り線の単式ホームがあります。

※2020年8月撮影

2番線側から神戸駅方面を振り返ると、木造駅舎が見えます。かつては長大な長距離列車が行き交ったのでしょう。ホームがすごく長いです。

※2020年8月撮影

島式ホームから駅舎を見ました。残念ですが美しい緑の屋根瓦は見えませんね。

※2020年8月撮影

3番線をまた貨物列車が轟音とともに通過しました。左(南)には大きな病院(備前市立吉永病院 駅から徒歩3分)があります。貨物列車は鉄道車輪を積んでいます。筆者は、初めて見ました。

※2020年8月撮影

2番線側、左は跨線橋の柱です。

※2020年8月撮影

駅名標。

※2020年8月撮影

吉永駅は、1891年(明治24年)山陽鉄道の駅として開業。1906年(明治39年)国有化され、1909年(明治42年)山陽本線の所属駅になりました。2016年(平成28年)JR西日本岡山支社管内区間に運行管理システム導入によって無人化。このあたりは隣の三石駅と同じです。2018年(平成30年)ICOCAエリアが拡大され、簡易型自動改札機が導入されました。

駅名標の横には吉永商工会によるキレイな絵が飾られています。和意谷は駅の北方6-7kmの山中に旧岡山藩主池田氏の歴代墓所があり、国指定史跡になっています。描かれているのは、亀趺(きふ)の上に墓碑をのせた参議輝政(池田光政の祖父)のお墓「一のお山」です。

※2020年8月撮影

跨線橋に上って駅舎側(奥は神戸駅方面)を見ています。緑の屋根瓦がビューティフル!

この駅も切妻屋根の端部が小さな寄棟になっています。半切妻屋根です。

※2020年8月撮影

反対側には、1983年(昭和58年)に廃止されるまで駅の周辺で生産された煉瓦の積み込みに使用されていた有蓋車用貨物ホームが残っていました。現在は横にレールが置かれています。

※2020年8月撮影

こちらは門司駅方面。やはり周囲は中国山地の山々です。

※2020年8月撮影

この跨線橋自体が古レールを使って組み上げられていてなかなか”時代物”です。

※2020年8月撮影

1番線ホームに降りて駅舎に向かいます。上屋も木造でしっかり作られています。駅舎と同じ位古いのかな。

※2020年8月撮影

駅舎への改札口。無人駅です。

※2020年8月撮影

長くなってしまったので、続きは次回にします。

【木造駅舎巡礼02】山陽本線08 に続きます。

(写真・文章/住田至朗)

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