スティーヴン・キング&ジョー・ヒル親子共作の「激突!」オマージュ小説が映画化
作家のスティーヴン・キングと息子で同じく小説家のジョー・ヒルが、親子で共同執筆した小説「スロットル」の映画化が、アメリカで今月末のスタートを予定している動画配信サービス「HBO Max」向けに企画されているとDeadlineが独占で報じた。
「スロットル」は、バイカー集団の父子が、砂漠で謎の暴走トラックに追い回されるさまを描いた短編小説。SF作家リチャード・マシスンのトリビュート本「ヒー・イズ・レジェンド」に収録された作品で、スティーヴン・スピルバーグが1971年にテレビ映画化した「激突!」にオマージュをささげた作品となる。
脚本はNetflixのヒーロードラマ「レイジング・ディオン」などを手がけたリー・デイナ・ジャクソン。『ダークナイト』の原案デヴィッド・S・ゴイヤーの制作会社ファントム・フォーがプロデュースする。
キングの小説は『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』『ドクター・スリープ』など、現在も多数映像化されているが、ジョーもダニエル・ラドクリフ主演の『ホーンズ 容疑者と告白の角』( 2013)や、Netflixのオリジナルシリーズ「ロック&キー」など、さまざまな作品が映像化されている。(編集部・入倉功一)