毛むくじゃらのエイリアン!『猿の惑星』監督の新作、VFXの裏側が見えるブレイクダウン映像
『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』のルパート・ワイアット監督による新作SF映画『囚われた国家』(4月3日公開)より、VFX制作の裏側が見えるブレイクダウン映像が公開された。
VFX制作を担当したのは、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)や『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)なども手掛け、19年の歴史を誇るジェリーフィッシュ・ピクチャーズ。今回公開されたのは、それぞれのシーンでどのようにVFXが用いられているのかを垣間見ることができる映像で、特に目を引くのは、毛むくじゃらのエイリアンが戦闘モードになり、まるでヤマアラシのように全身の毛を硬く逆立たせる場面。
ジェリーフィッシュ・ピクチャーズは本作で、本編ほぼ全てに渡るVFXのほか、巨大な岩石型宇宙船など物語の鍵となる造形物のデザインを手掛けており、ふわふわとした毛に全身を覆われたエイリアンは「ぜい弱さをそこはかとなく感じさせながらも、完全なパワーを発散させる」というワイアット監督のリクエストに応じて生み出された。
『囚われた国家』は、地球外生命体(エイリアン)に支配された2027年のシカゴを舞台に、レジスタンスたちの戦いを描く近未来SFサスペンス。『モンスターズ・インク』のサリー役でおなじみのジョン・グッドマンのほか、『ムーンライト』のアシュトン・サンダース、『マイレージ、マイライフ』のヴェラ・ファーミガら実力派が共演している。(編集部・小松芙未)