『海辺の映画館−キネマの玉手箱』ポスタービジュアル
 - (C) 2020「海辺の映画館−キネマの玉手箱」製作委員会/PSC

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 4月10日公開予定だった大林宣彦監督の最新作『海辺の映画館−キネマの玉手箱』が、公開延期となることが31日に発表された。この決定は新型コロナウイルス感染拡大状況ならびに新型コロナウイルス感染症対策本部において示された方針などをうけたもので、順次公開を予定していた全国の劇場も同様に公開延期となる。

 延期後の公開日は現状未定で、決まり次第公式サイトなどで発表される予定。なお、前売鑑賞券(ムビチケ)は延期後の公開時も使用することが可能となっている。

 本作は、『転校生』(1982)や『時をかける少女』(1983)などで知られる大林監督が、約20年ぶりに故郷・尾道をメインに撮影した作品。尾道の海辺にある唯一の映画館・瀬戸内キネマの閉館日に日本の戦争映画大特集を観ていた3人の若者がスクリーンの世界にタイムリープし、歴史上では戦争の犠牲となった移動劇団・桜隊を救おうと奔走する姿を描き出す。

 キャストには、厚木拓郎、細山田隆人、細田善彦、吉田玲、成海璃子、山崎紘菜、常盤貴子らに加え、武田鉄矢、柄本時生、稲垣吾郎、浅野忠信、満島真之介ら豪華な面々が名を連ねている。

 なお、葉山奨之出演の『キスカム!〜COME ON, KiSS ME AGAiN!〜』やナタリー・ポートマン出演の『ポップスター』など、4月上旬公開予定だったその他の作品も次々と公開延期が発表されている。(編集部・吉田唯)