映画『ワンダーウーマン 1984』より
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 ガル・ガドット主演で大ヒットを記録したDC映画の続編『ワンダーウーマン 1984』の全米公開が、6月5日から8月14日に延期となった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、米ワーナー・ブラザースが発表した。

 前作から約70年後の1984年を舞台に、世界が破滅に向かうなか、かつてない危機に立ち向かうワンダーウーマンの壮絶な戦いを描く本作。主演のガル、スティーブ役のクリス・パイン、パティ・ジェンキンス監督が続投するほか、『ゴーストバスターズ』のクリステン・ウィグも悪役チーター役で参戦する。日本公開日は全米公開後の6月12日に設定されていたため、影響が出ることになりそうだ。日本の配給からの発表はまだない。

 アメリカでは大手シネコンチェーンのAMCとリーガルが先週初めから国内全ての映画館を閉鎖しており、少なくとも6週間から12週間の休業になる見込み。『ワンダーウーマン 1984』は劇場公開せず、即配信になるのではというウワサも流れたが、ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ・グループの会長トビー・エメリッヒは「我々が『ワンダーウーマン 1984』の制作にGOサインを出したのは、映画館の大スクリーンで観てもらうためであり、この映画を8月14日に劇場公開すると発表できてうれしいです。その頃までには、世界がより安全で健康な場所になっていることを望みます」と声明を出した。

 米ワーナーはそのほか、傑作ミュージカルを映画化した『イン・ザ・ハイツ』(6月26日米公開)、アニメーション映画『弱虫スクービーの大冒険』(5月15日米公開)、ジェームズ・ワン監督のホラー『マリグナント(原題) / Malignant』(8月14日米公開)の公開延期も発表。この3作品の新たな公開日は決定しておらず、現在検討している状態だという。(編集部・市川遥)