ワカンダフォーエバー!
 - (C) Marvel Studios 2018

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 アメコミヒーロー映画史上初の米アカデミー賞作品賞にノミネートされた映画『ブラックパンサー』(2018)が、今夜20日の21時より日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」で地上波初放送される。本作の“スゴイ”ポイントを紹介する。

舞台となるワカンダの世界観がスゴイ!

 本作は、マーベルスタジオが展開する作品群マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の1つ。未知のパワーを秘めたヴィブラニウムによって超文明国となったワカンダの国王ティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)が、漆黒の戦闘スーツをまとったヒーロー、ブラックパンサーとして世界を守るために活躍する。

 ワカンダは、世界からアフリカの秘境にある小国と思われているが、最新テクノロジーが発達しており、劇中には、オリジナリティーあふれる乗り物や武器が登場。また、ヴィブラニウム製のブラックパンサーのスーツもクールでスタイリッシュだ。

アカデミー賞で3部門受賞!

 太鼓などの民族楽器を取り入れ、印象的な本作のテーマ曲を作曲したルドウィグ・ゴランソンは、ライアン・クーグラー監督と『フルートベール駅で』『クリード チャンプを継ぐ男』に次ぐ3度目のタッグで、第91回アカデミー賞の作曲賞を受賞。本作はさらに、同年のアカデミー賞で美術賞、衣装デザイン賞の3部門を獲得した。

 また、昨年9月には米映画批評サイト Rotten Tomatoes で、批評家たちの評価を基に『アイアンマン』(2008)から『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)までのMCU23作品をランキングした結果が発表され、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)を抑え、『ブラックパンサー』が満足度96%で1位に。作品として、高い評価を得ている。

アカデミー賞俳優も出演!キャストがスゴイ!

 ヒロイン役のルピタ・ニョンゴは『それでも夜は明ける』(2013)で第86回アカデミー賞助演女優賞、ワカンダの高僧ズリ役のフォレスト・ウィテカーは『ラストキング・オブ・スコットランド』(2006)で第79回アカデミー賞主演男優賞を受賞。ほかにも、ボーダー族のリーダーであるウカビ役のダニエル・カルーヤは『ゲット・アウト』で第90回アカデミー賞主演男優賞にノミネート、ティ・チャラの母親ラモンダ役のアンジェラ・バセットは『TINA ティナ』(1994)で第66回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたことがあるなど、実力派が名を連ねた。(編集部・梅山富美子)