『リトル・マーメイド/人魚姫』のセバスチャン
 - Buena Vista Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

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 実写版『リトル・マーメイド/人魚姫』のセバスチャン役で、大ヒットミュージカル「ハミルトン」のダヴィード・ディグスが出演交渉中だとVarietyなどが報じた。

 アンデルセン童話「人魚姫」をディズニー風ミュージカルに仕立てた1989年の名作アニメーション映画を、『メリー・ポピンズ リターンズ』『シカゴ』のロブ・マーシャル監督が実写映画化する本作。セバスチャンは、海の王国に住む宮廷音楽家にして、トリトン王の娘アリエルのお目付け役でもあるカニ。名曲「アンダー・ザ・シー」を歌うのもセバスチャンだ。

 ラファイエット/ジェファーソン役を務めたミュージカル「ハミルトン」でブレイクしたダヴィードは、トニー賞も受賞。近年は『ワンダー 君は太陽』や主演・脚本を務めて高く評価された『ブラインドスポッティング』など映画界にも活躍の場を広げ、ピクサーの新作アニメーション『ソウル(原題)』(2020年夏)で声優を務めることも決まっている。

 実写版『リトル・マーメイド』には「ハミルトン」のクリエイターであるリン=マヌエル・ミランダも作詞家&プロデューサーとして参加しており、ダヴィードにとってやりやすい環境になるはずだ。ちなみに、『ブラインドスポッティング』のカルロス・ロペス・エストラーダ監督は先日、ディズニー・アニメーションにオリジナル映画の監督として雇われており、ディズニーが同作に感銘を受けていることがうかがえる。

 アリエル役は黒人歌手のハリー・ベイリー、海の魔女アースラ役は女性版『ゴーストバスターズ』のメリッサ・マッカーシー、トリトン王役は『ノーカントリー』のハビエル・バルデムが務める。撮影開始は2020年初めを予定している。(編集部・市川遥)