ルイス・スコラ【写真:荒川祐史】

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元ロケッツのルイス・スコラが八村のプレーに言及

 バスケットボール世界ランク48位の男子日本代表は22日、W杯(中国)に向けた同5位・アルゼンチンとの強化試合(午後7時試合開始・さいたまスーパーアリーナ)を行い、米プロバスケットボール(NBA)のウィザーズ・八村塁は先発出場。開始55秒で豪快ダンクを炸裂させて絶叫するなど両軍最多23得点、7リバウンドだった。日本は93-108で惜敗したが、アルゼンチンの元NBAプレーヤーも背番号8を絶賛している。

 八村がさいたまスーパーアリーナに集まった1万6211人のファンを沸かせた。第1クォーター(Q)開始11秒。ゴール下でボールを受けてすぐさま得点すると、お次は豪快なワンハンドダンクをお見舞いした。背番号8はゴール下で絶叫。わずか55秒で別格の存在感を発揮した。

 両チーム最多の23得点。アルゼンチンは2004年アテネ五輪で金メダルを獲得した強豪だったが、互角以上に渡り合った。そのプレーぶりを、相手のキーマンも高く評価していた。

 アテネ五輪での金メダルメンバーで、NBAのロケッツなどでもプレーした206センチのPFルイス・スコラは試合後、八村について「いい選手になるだろう」と称賛した。

39歳のベテランはシュートレンジに注文「3Pの数を多くしなければいけない」

 39歳のベテランは、さらに続けて「身体能力的には間違いなくいい選手だし、得点することができる。3ポイントシュートをもっと打っていかないといけないね。長距離の2ポイントシュートはあまり好かれなくなってきているから、長距離の2ポイントシュートよりも3ポイントシュートの数を多くしなければいけない。そうすれば素晴らしい将来があると思う」とアドバイスまで送った。

 また日本を率いるフリオ・ラマスヘッドコーチ(HC)はアルゼンチン人で、過去には同国代表HCも務めた。前日(21日)には会話も交わしたといい、「楽しかったよ。彼と日本で対戦するのは少し奇妙な感覚だったけど、前監督や前所属チームと対戦することには慣れているから」と振り返っていた。(THE ANSWER編集部)