XFN-ASIAによると、米MPU(マイクロプロセッサ)大手のAMD（アドバンスト・マイクロ・デバイシズ）は18日の米株式市場の大引け後、第4四半期決算を発表した。それによると、先月に実施したフラッシュメモリ部門の会社分割費用が1億1000万ドル（1株当たり24セント）と膨らんだものの、PCやサーバー用のMPUの売り上げが前年同期比79％増の13億ドルとなるなど好調だったことから、最終損益は9600万ドル（1株当たり21セント）の黒字に転換した。前年同期は、不採算事業での損失や負債償還で多額の経費を計上したことから、3000万ドル（1株当たり8セント）の赤字だった。

　　売上高は、前年同期比45％増の18億4000万ドルとなり、市場予想の16億6000万ドルを上回った。これは、先月、会社分割を実施してIPO（新規株式公開）を行ったフラッシュメモリ製造のスパンションの売り上げも含まれている。スパンションは富士通<6702>との合弁会社。AMDの株価はニューヨーク市場で18日、前日比1.55％高の33.37ドルで通常取引を終えた後、時間外取引（午後6時34分）で、同日終値比13.28％高の37.80ドルで推移した。【了】