米スペースXを率いるイーロン・マスク氏は、開発を進める「ラプター」エンジンが目標としている出力を達成したと明かしました。


ラプターはスペースXが開発中の宇宙船「スターシップ」やブースター「スーパー・ヘビー」への搭載が予定されています。燃料には液体メタンと液体酸素を利用した、フル・フロー・二段燃焼サイクル方式です。


そして2月7日に実施された燃焼実験では、燃焼室の圧力が268.9バールを達成。これは、ロシアの「RD-180」エンジンを上回る数値となっています。


なお、スペースXはスターシップのプロトタイプ機の打ち上げを年内に予定しています。その際にも、このラプターは利用される予定です。


Image Credit: イーロン・マスク
■SpaceX’s Raptor Engine Hits Power Level for Starship Launches, Elon Musk Says
https://www.space.com/43289-spacex-starship-raptor-engine-launch-power.html
文/塚本直樹