本田圭佑、岡崎慎司(写真:Getty Images)

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2日、NHK・BS1では「激白!西野朗×岡田武史 サムライブルーの未来」と題し、昨年行われたロシアW杯で日本代表監督を務めた西野朗氏と元日本代表監督・岡田武史氏の対談を放送。西野氏は、日本代表が決勝トーナメント進出を果たした激闘の舞台裏を語った。

番組の前半でコロンビア代表戦を振り返ると、続いて両者は2-2の引き分けで終わった日本代表対セネガル代表戦(2018年6月24日)について話し始めた。

「(セネガル代表の)前評判はコロンビアよりか、ポーランドよりか高かった」という西野氏。その対策については「自分達が持ってる力とか、自分達が作ったチームとしてやれるということをまず出していこう。リアクションじゃなくて自分達からアクション起こしてやれること。いい選択、強い選択、持ってやろうって」という。

さらに西野氏は試合序盤、セネガルのセットプレーに対してオフサイドトラップを仕掛けたシーンに言及。「1戦目でやろうといっているにも関わらず、チームとしてやろうとしていることをなかなかトライしないから、必ず今日は強気の選択を持って迷わずやることで1つかけて間接フリーキックをもらうことじゃなくて、これはもう全てにプラスになっていくことでもあるし、それを必ずやれっていう中で(やった)」と説明した。

また、試合の後半30分には、岡崎慎司をピッチに送り出している西野氏。「前日まで(出場できるコンディションか)わからない」と話すも、その3分後には岡崎がゴール前で相手キーパーともつれたことから、本田の値千金の同点ゴールを生んでいる。これを西野氏は「2点目なんていうのは岡崎の得点」とキッパリ。本田についても「簡単なシュートじゃないけどね、圭佑のシュートも」と労った。

すると岡田氏は「メディアセンターで試合の時に、(部屋を)出る時に外人の知ってるメディアのやつらが『お前セネガルはすごいぞ』といわれて、終わって帰ってきたら皆拍手で迎えてくれた」とニッコリ。その上で同氏は「リードされて追いつくっていうのはなかなかなくて、リードされた時点でちょっとシュンとなっちゃうっていうのが大体アジアのチームというか日本もそうだった。リードされてからもいったもんね。それが1番誇らしかったよね、日本人として」としみじみ語った。