うどんやそばの上に乗っている、エビやいかなどの天ぷら、コロッケといった揚げ物。

いずれも、麺類には欠かせない一品だが、その食感には一家言ある人もいるのではないか。

そこでJタウン研究所では、2017年10月9日から18年3月12日まで、約半年間にかけて「『揚げたてサクサク』VS『つゆ染みホロリ』そば・うどんの揚げ物、どちらが好み？」（総得票数477）というアンケート調査を実施した。

果たしてその結果は......。

中国地方では圧倒的にアレだった


「『揚げたてサクサク』と『つゆ染みホロリ』そば・うどんの揚げ物、どちらが好み？」調査結果（Jタウンネット研究所調べ）＊ボーダーとなっているものは「サクサク」と「ホロリ」で同票数だったことを表す。

結果は拮抗しているものの、つゆが染みた「ホロリ」が52.0％で、揚げたての食感を残す「サクサク」の48.0％をわずかに上回る状況だ。

日本地図に落としてみると、東日本では「サクサク」と拮抗が多かったのに対し、西日本、特に中国地方は「ホロリ」派で埋まる結果となった。

同票数で拮抗しているのが宮城、福島、茨城、群馬、長野、岐阜の6県に。もっとも票数の多い東京都では、わずかにサクサク派が上回った（52.4％）が、ホロリ派（47.6％）も健闘している。全国的にはホロリ派優勢だが、東京では僅差で逆転の結果となった。

首都はサクサク派が制したが、取り囲む千葉、神奈川、埼玉では「ホロリ」派が優勢。一方で静岡、愛知の東海地方や、奈良、京都、兵庫といった関西地方、そして九州や沖縄では、東京同様に「サクサク」が多い結果となった。

北陸地方では新潟と福井で「サクサク」、富山と石川で「ホロリ」で分断。

四国地方も香川と愛媛の「サクサク」、徳島と高知の「ホロリ」で分かれている。

「うどん県」の香川県では、「サクサク」の揚げ物と一緒にうどんを食べる県民が多いのかもしれない。