「＃関東人にはわからない」というハッシュタグで投稿された、「あるある」ネタが昨年末話題となり、いわゆる大喜利大会のような盛況を呈した。

Jタウンネットでも、2017年12月30日、その大喜利の様子を取り上げた（参照：「関東人にはわからない」でツイッター大喜利　関西人→せやな　関東人→？？？）。

大喜利の盛り上がりは、年末に集中し、年が明けて沈静化した。そう思っていたのだが......。

「なんば多すギィィ」


近鉄・阪神の駅ナンバリングの入った大阪難波駅の駅名標（Nkdt77-7さん撮影、Wikimedia Commonsより）

ところが大喜利は、ツイッターでまだまだしぶとく続いていた。前回ご紹介できなかった「あるある」ネタを含め、新たなネタを引用してみたい。

「難波？なんば？大阪難波？JR難波？どれも同じでしょ」と聞く関東人に、いちいち細かく解説する関西人。「あとJR難波は難波やないから」とトドメを刺す。関東人の混乱は頂点に達する。「なんば多すギィィ」という悲鳴も......。

もう一つのポイントは大阪環状線問題だ。

大阪環状線を山手線と同じようなものと考える関東人には、試練が待ち受けている。大阪環状線には、桜島線直通・関西本線直通・阪和線直通の列車も乗り入れているし、関西国際空港に向かう特急列車も走っているのだ。「これ一発で理解した人は素質あると思う」というコメントが添えられている。

大阪から兵庫県方面に向かう場合も、関東人にはわからない「あるある」ネタが山積する。

大阪から神戸方面に向かうには、JR、阪急、阪神と3通りの交通手段がある。神戸の中心地「三ノ宮」の駅も、それぞれ別の場所にある。「甲子園口って言うくらいやからそこで降りればええやろ」と、関東人がJRの「甲子園口駅」で降りると、「甲子園迄徒歩40分」ということに......。阪神甲子園球場の最寄り駅は阪神の「甲子園駅」だ。

「西宮北口に集合ね」と約束した場合、阪急の「西宮北口駅」かどうかを確認した方が良い。JRや阪神にも「西宮駅」があり、西宮駅北口で待っていても「誰もいない...」だろう。

また関東人が「阪急ってどれも同じに見えるけどどう違うの？」と疑問に思ったとしても、関西人も「知らんなあ」という場合が多いそうだ。

大阪から京都に場所を移しても、「関東人にはわからない」問題はつきまとう。京都駅の利用も関東人には相当難解だ。

京都駅では「お前ら全員8・9・10番のりば行けっ！」というケースがあるようだ。また「九条に行きたい」と尋ねる人には、駅員は「どこのですか？」と確認する必要があるそうだ。「まさかの4つ(それも近鉄絡み)」だからだ。

さてもっぱら鉄道ネタが多かった大喜利大会に、今までとは変わった傾向の「あるある」も現れている。

たしかに、これも「関東人にはわからない」。