ATS GT世界初公開　キティ／ビッザリーニが生んだブランド

2017年9月2日 6時10分

ATS GTがサロン・プリヴェで世界初公開された。

かつてフェラーリに在席したカルロ・キティ、ジオット・ビッザリーニによって創立されたATSだが、50年前にロードカーの製造を中断。近年活動を再開していた。

軽量カーボンファイバーコンストラクションを採用する新型車「GT」は、期待通りのスペックだ。

ツインターボV8エンジン搭載
7速ツインクラッチAT
・最高出力：659ps／710ps（標準仕様／アップグレード仕様）
・0-97km/h加速：3.0秒
・最高速度：332km/h

走行モードは、下記の3種を選択可能。
・ビアッジオ（ロード用）
・スポーツ
・コルサ（サーキット用）
サスペンション、変速スピード、パワー特性がモード毎に変更されるという。

スタイリングは、
・スーパーカーらしいスリークなライン
・シルエットをなぞるように配したレッドのハイライト
をうまく現代的に融合している。

全体的なデザインは1963年の「2500GTS」を彷彿とさせる。新作のGTを描いたのは、元フィアットのシニアデザイナーであったエマニュエル・ボンボイ。ベルトーネのスタイル・コーディネーターも務めた人間である。

ATS GTは、まず初めにローンチエディションという先行モデル12台を製作するが、その後の生産計画はアナウンスされていない。

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