『いつまた、君と 〜何日君再来(ホーリージュンザイライ)〜』で向井理役を務める成田偉心
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 俳優の向井理が企画し、彼の祖母・芦村朋子さんの半生をつづった手記を映画化する『いつまた、君と 〜何日君再来(ホーリージュンザイライ)〜』で、朋子さんの孫であり同作に登場する理役は向井本人ではなく、現役大学生の新人俳優・成田偉心(なりた いしん)が務めることが明らかになった。向井は、女優・尾野真千子が演じるヒロイン・朋子さんの夫で、向井の祖父にあたる吾郎さん役で出演している。

 本作の原作は、向井が大学生の頃に祖母・朋子さんの手記をパソコンで打ち直して、家族や親戚と共に自費出版をし、朋子さんにプレゼントしたという「何日君再来」。映画ではその手記を基に、衣食住もままならない戦後の混乱期、時代の波に翻弄されながらも日本人としての誇りを失わずに懸命に生きた朋子さんと、彼女の夫の吾郎さんの壮大な愛の実話、そしてその彼女の記録を孫の理が1冊の本にまとめていく過程が描かれる。

 理役で出演する成田は、端正な顔をした現在20歳の若手俳優。これまでには三浦翔平出演のテレビCM「あんさんぶるスターズ!」やドラマ「東京女子図鑑」(Amazonプライム・ビデオ)、今年正月に放送された渡辺謙主演ドラマ「しあわせの記憶」(TBS系)に出演してきたが、役名があった「東京女子図鑑」(翔役)も10話冒頭にちょっぴり登場したのみ。そのため今作は彼にとっての、本格的俳優デビュー作となる。

 また今回成田のほかにも、追加キャストとして現代の朋子さん役で野際陽子、朋子の娘で理の母親である真美役で岸本加世子、朋子の父・忠役でイッセー尾形、吾郎・朋子夫妻の恩人となる高杉幹夫役で駿河太郎が出演することが公表。さらに主題歌を、実写邦画の主題歌初挑戦となる女優・高畑充希が担当することも発表された。高畑は朋子と吾郎の初デートの際に流れていた曲で二人の運命を結ぶ“愛の歌”となった、1937年に上海で製作された映画『三星伴月』の挿入歌「何日君再来(ホーリージュンザイライ)」を歌う。(編集部・井本早紀)

映画『いつまた、君と 〜何日君再来(ホーリージュンザイライ)〜』は6月24日より全国公開