AFX通信によると、米自動車部品最大手のデルファイは、明日22日に取締役会を開き、新CEO(最高経営責任者)と同社のリストラ計画について発表する見通しだ。米紙ウォールストリート・ジャーナルが20日付で報じた。バッテンバーグ現CEOは、今年2月に退任を表明しており、同紙によると、新CEOの有力候補として、同業フェデラル・モーグルのロバート・ミラー会長の名前が挙がっている。

　　また、同社の経営幹部は21日、UAW(全米自動車労組)関係者と会談し、コスト削減や、工場の一部売却・閉鎖の可能性について協議する予定。同社は、2005年第1四半期(1−3月)に、米国の組合従業員870人を含む1500人の人員削減を実施し、米国内の工場1ヵ所を閉鎖した。さらに、同紙によると、同社は、全世界で8500人の人員削減を検討し、その一環として、米国の組合従業員3000人を削減する計画としている。【了】