XFN-ASIAによると、フィンランドの携帯電話製造大手ノキアと、精密機器大手京セラ<6971>の米国子会社・京セラワイヤレスが、台湾のハイテク機器製造大手ベンキューへの携帯電話機器の発注の一部を取り消した模様だ。ベンキューが独コングロマリット・シーメンスの携帯電話機器事業を引き継ぐことに合意したためとしている。台湾経済紙・工商時報が報じた。

　　同紙によると、ベンキューは当初の計画通り、年央からノキアに低価格の携帯電話機を納入する予定だが、もう一つのモデルの注文はキャンセルされたという。また、ノキアは徐々にベンキュー以外のメーカーに供給先を切り替える予定としている。一方、京セラワイヤレスからの発注は、2004年後半までの分はスケジュール通り納入されるが、以後の分はキャンセルされたようだ。　【了】