iPhoneに手書きのメモを残せる！ デジアナ文具「Bamboo Folio/Slate」を、ワコムが人気の秘密
スキャナーを使う方法もあるが面倒だ。しかも外出時には、使えない。
iPhoneのカメラで撮影する方法もあるが、うまく撮らないと、見やすくない。
ワコムのデジアナ文具「Bamboo スマートパッド（Bamboo Folio/ Bamboo Slate）」は、手書きメモをiPhoneに素早く取り込める便利なアイテムだ。
直販サイト「ワコムストア」での価格は、下記のとおり。
Bamboo Folio large 2万4,840円（税込）
Bamboo Slate small 1万6,200円（税込）
Bamboo Slate large 1万9,440円（税込）
2016年11月1日より発売予定。
■ワコムの手書き製品は、なぜ人気なのか
「Bamboo スマートパッド」の販売元であるワコムについてあまり知らない人のために、同社について簡単に説明しておこう。
ワコムはパソコン周辺機器のメーカーだ。
BCNが2010年に発表したデータによると、ペンタブレット業界では日本国内で85.7％占める。
プロのイラストレーターやデザイナーには、同社のペンタブレット愛用者が多い。
なぜだろうか？
イラストを紙に描くのと同様にペンタブレットのペンを動かした場合、ワコムのタブレットは筆圧や、ペンの傾き加減まで、かなり正確に検出してくれる。
たとえば、プロ向けのペンタブレット「Intuos pro」では、2048レベルの筆圧/傾きの検出機能を備える。
ペンでの書き味が紙での書き味に近いという評価から、プロにも人気があるわけだ。
■手書きメモや図案をiPhoneに保存できる
「Bamboo スマートパッド」は、紙に書いたアイデアを素早くデジタルインクで保存し、スマホやパソコンで簡単に編集できるデジアナ文具だ。
「Bamboo Folio」「Bamboo Slate」の2タイプがある。
「Bamboo Folio」は、名刺や書類を入れるポケットもついたカバー付きのスマートパッド。A4サイズのlargeのみ。
一方、「Bamboo Slate」は、クリップボードのような形状で、アイデアを素早く書き留められる。A5サイズのsmallとA4サイズのlargeと、2種類のサイズが用意されている。
iPhoneにあらかじめ「Wacom Inkspaceアプリ」に入れておけば、ボタン1つで紙に書いたメモやスケッチをデジタル化し、iPhoneに保存することができる。紙のノートでは難しい編集や共有が可能になるわけだ。
「Dropbox」「Evernote」「OneNote」などのクラウドサービスにも対応しているので、チームで情報共有したいときにも便利に使えるだろう。
なお、「Wacom Inkspaceアプリ」はiPhone以外に、Androidのスマホやタブレットで利用できる。
「Bamboo スマートパッド」があれば、手書きのメモや図案などを素早くiPhoneに取り込める。会議のメモを手書きでとっているビジネスユーザーには、便利なデジアナ文具と言えるだろう。
ITライフハック 関口哲司
