ワニは木の上に潜んでいることも(出典:http://www.winknews.com)

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民家の庭や家屋で突然顔を出しては市民を身震いさせる…クマやワニが非常にヒトの暮らしに近づいていると伝えられる近年のアメリカだが、このほどフロリダ州では…。

フロリダ州南部リー郡のケープコーラル市に暮らすロナルド・サラシーノさん。ワニと無縁ではないその土地に住むようになって8年になる彼は、このほど非常に珍しい場所にたたずんでいるワニを発見し、興味深い写真を同州パームビーチのメディア『WINK-News』に提供した。

写真が撮影された場所は、ケープコーラル市のヴィスカヤ・パークウェイとサウスイースト9thレーンが交わるあたり。人の目の高さより上の枝にいる、黒くて胴体の細長い動物の存在が目に飛び込んできたという。ロナルドさんは「最初はトカゲか何かだろうと思いましたが、よく見てみたら全長が1.5メートルもあるのです。あ、これはワニだなと思いました」と語る。

「誰もこの話を信じないのかもしれない」と添える慎重なロナルドさんに対し、フロリダ州魚類・野生生物保存委員会(Florida Fish and Wildlife Conservation Commission)の職員は「いえ、おそらくはワニでしょう。写真を見る限り、木の上で休んでいるようですね。こういうことはよくあります」と力強くうなずいてみせる。またフォートマイヤーズにあるカルサ・ナチュラル・センターの指導員エイミー・セラさんも、「ワニは人々が思っている以上にすばしっこく、高いところによじ登りますよ。必要に応じてフェンスなどもスイスイと登ります」と話す。特に日差しが強く気温も高いこの時期は、ワニがエネルギッシュに活動する時期であるとのこと。ワニを警戒する人は低い位置をゆっくりと動く動物がいないかをよく確かめるものだが、それだけでは足らないようだ。

出典:http://www.winknews.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)