移籍報道過熱も…明言避けるシュクルテル「ユーロが終わったら聞いて」

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 リヴァプールに所属するスロヴァキア代表DFマルティン・シュクルテルが、自身の移籍報道についてコメントした。19日、アメリカメディア『ESPN』が伝えている。

 シュクルテルは、昨シーズン途中からリヴァプールを指揮するユルゲン・クロップ監督の信頼を獲得できず、クロアチア代表DFデヤン・ロヴレンやフランス代表DFママドゥ・サコとの争いで不利な状況に置かれている。来シーズンにはシャルケからカメルーン代表DFジョエル・マティプも加入することで、ポジション争いがさらに激化するため、シュクルテルは退団を考えていると噂されてきた。移籍先にはトルコのベジクタシュや、フェネルバフチェに加えローマなどが獲得に興味を示していると報じられている。

 同メディアによれば、ユーロ2016に出場中のスロヴァキア代表に帯同しているシュクルテルが、20日に行われるイングランド代表戦の前日会見に出席。移籍について質問されると「僕は今、完全に代表チームの試合に集中しているんだ。将来のことについては、ユーロが終わったら聞いてくれ」と、具体的なコメントは大会終了後まで控えることを宣言した。

 また、イングランド戦でのパフォーマンスが去就に影響するかとの問いには「1試合でキャリアが変わるとは思わないね」と否定的な見解を述べた上で、「ベストを尽くすし、成功のためにいいパフォーマンスを目指すよ」と意気込みを述べている。