「テロ事件を受け、オランド大統領はフランスが戦争状態にあると言った。確かに、私の国は戦争状態にある。だが、それは今始まったことではない。フランスは少し前からフランスの外で戦争をしているんだ。自分の国が外に出て、ほかの国を爆撃すれば、それは戦争状態にあるということだ」

元フランス代表で1998年のワールドカップ優勝メンバーでもあるリリアン・テュラム氏が、『Rai Radio 2』の番組で、強い口調で現在の状況に言及した。

「1998年、私たちは融合の模範だった。だが、それから時間が経った。当時から多くのことが変わったんだ。例えば、フランスは白人の国であり、クリスティアンの国だとテレビで平気で言う政治家もいた。どういう意味だ？　白人以外、カトリック信者以外は、フランス人ではないということか？」

テュラム氏は、マリーヌ・ル・ペン氏の主張が恐ろしいとも述べている。

「暴力につながる。自分のコミュニティーを分断しようとすれば、最終的にはいつもそうなるんだ。テロリストたちが改宗させようとする演説を聞いて、若者たちは『おい、ほかのヤツらにとってお前たちはフランス人じゃないんだぞ、分かっているか？』と言われているように感じるんだ」