【ファンキー通信】ワールドカップ以上の感動!? 「かにゴールキーパー」の命がけのプレーに泣け!!

写真拡大

 日本中に感動と爆笑をもたらした格闘スポ根コメディ「いかレスラー」、かわいいコアラ課長が謎の殺人事件に巻き込まれるサイコアラホラー「コアラ課長」・・・。数々の不条理動物シリーズを生み出してきたナンセンスコメディの鬼才、河崎実が次に抜擢した主人公はなんと『かに』! 2006年5月27日(土)より東京・池袋シネマロサと大阪・シネ・リーブル梅田でロードショーとなる、「かにゴールキーパー」のテーマは感動。ダイナミックでおバカなのに感動できちゃう、奇想天外なストーリーに仕上がっているとのこと。

 簡単に内容を紹介すると・・・。

 砂浜に打ち上げられた『かに』。漁師の息子に救われたものの、魚屋、ヤクザに売り飛ばされ、なぜかソープに売り飛ばされてしまう。しかしやさしい同僚ソープ嬢に逃がしてもらい、バーテンとして成功したが、バーの客でもあったプロサッカーチームの監督と再会し、瞬く間に「ゴールキーパー」として一躍有名になった『かに』。その裏で悪名高い敵チームに殺戮計画を立てられてしまう・・・そして訪れた開幕戦、『かに』を取り巻く人々の期待を胸に、運命のキックオフ!

 といった、サッカーを舞台に繰り広げられる汗と涙と人情のヒューマニズム、ならぬ「カニズム」が誕生するのである。 

 というわけで、突っ込みどころ満載なこの映画の生みの親である河崎実監督に「かにゴールキーパー」の魅力について直撃!!

 いか、コアラときて、なぜ今回『かに』なんでしょうか?

 「実は企画としては『いかレスラー』と『かにゴールキーパー』は同時にあったんです。で、いかレスラーが当たったから「かに」もいけるんじゃないかと(笑)。で、『かに』は横歩きだからキーパーができる! と閃いたときに、時期的にW杯に合わせようと思ったわけです」(河崎実監督)

 また、監督が一押しのシーンについて語ってくれた。

 「何と言っても『かに』のプレー。あれは川口(能活)選手以上のボールさばきっぷりと言えるでしょう(笑)。クライマックスではかにが命をかけた奇跡的なプレーを見せてくれるのですが、その内容は観てのお楽しみですね」(同)

 その他に漁師の娘役で登場している巨乳ロリドル、紗綾ちゃんの萌え演技も必見だ。しかも出演者が、個性的という言葉では言い表せないほど濃ゆいラインナップ。特に後半に登場するチェアマン役の竹中直人と監督役の藤岡弘による、キャラの強いふたりが織り成すクドい演技バトルも見逃せない。このシーンについて河崎監督は、「カツ丼にうな丼乗っけてカレーをかけたような感じ」と鬼才かつ奇才溢れる表現をしてくれた。さらに、目をパチクリさせたり、口が動いたりするきもかわいい『かに』の演技や、端々に出てくるサッカーをモチーフにした演出など、見所は満載だ。

 日本代表の選手のプレーに酔いしれ、『かに』のプレーに笑い泣く。W杯で盛り上がるだけじゃなく、こんな「サッカー観戦」を楽しんでみるのはいかが? (坂井あやの/verb)

■関連リンク
かにゴールキーパー オフィシャルWebサイト - 文中で紹介した映画のオフィシャルサイト