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 以前、このファンキー通信でも取り上げた「新成田離婚」という現象に続き、またもや夫婦間を脅かす成田語が誕生した。その名も「成田ED」・・・ご存知かもしれないが、「ED」とは「勃起不全」を指す。離婚にED・・・成田ってば、恐ろしい! 

 しかし、この「成田ED」という言葉、他の成田語とは少々意味合いが異なる。例えば「成田離婚」の「成田」は新婚旅行を表し、「新婚旅行先で夫婦間に亀裂が入り、離婚に至る」ということを意味していたが、「成田ED」の「成田」が表すものは新婚夫婦。すなわち、「新婚と呼ばれる期間中に夫が勃起不全に陥ってしまい、セックスレスになる」という現象を意味しているのだ。幸せな新婚生活のさなか、突如夫がEDに・・・このような夫婦の背景にはどういったものがあるのだろう?

 まず、「成田ED」に陥る新婚夫婦のほとんどが恋愛結婚だという。婚前には平然と行われていたセックスが、結婚してともに暮らし始めた頃から、夫が妻に手を出さなくなることにより、消滅する・・・ここまでなら単なるEDなのであるが、成田EDの場合、性欲低下の対象は妻のみとなる。夫はマスターベーションもするし、妻以外の女性とならセックスができると思っているので、自身の異常には気づかないわけだ。

 女性側からしてみれば「何を身勝手な!」と一喝したくなるようなこの現象、一体何が要因となって引き起こされるのだろう? 「新成田離婚」のときにもお世話になった、離婚カウンセラーの岡野あつこ先生にお話を伺ってみた。

 「『成田ED』に陥る新婚夫婦には、2つのケースが考えられます。まず1つは、女性側が押し切って結婚することになった夫婦。この場合、夫は『まだ遊んでいたい』と考えているため、横で寝ている妻を『いつでもセックスできる存在』と捉えてしまうのでしょう。もう1つは、男性側がセックスのプレッシャーに弱い夫婦。妻の何気ない言動が、夫にとってはプレッシャーとして重くのしかかっていることがあります」(離婚カウンセラー・岡野あつこ先生)

 セックスのプレッシャーに弱い夫・・・どこか情けない気もするが、近頃は急増しているらしい。何か改善策はないのだろうか?

 「女性が上手くリードをとって、男性が男性らしく主導権を握れるようにしてあげましょう。慰めたりするのは逆効果。言えば言うほど、ダメになってしまう男性が多いですからね」(同)

 いやはや、現代の女性は大変である。(安田明洋/verb)

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「岡野あつこ」の離婚相談救急隊
【ファンキー通信】最近の夫婦が怯える、新成田離婚って?