バルセロナFWルイス・スアレスが15日、古巣リヴァプールで31得点を挙げたことで「ゴールデンシュー」を受賞した。レアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドと同時受賞だが、同選手の授賞式は11月6日にマドリッドで行われる。

L・スアレスに賞を渡した元リヴァプールのケニー・ダルグリッシュ氏は、「リヴァプールが今の場所にいるのは、L・スアレスの功績が大きかったからだ。彼と一緒にリヴァプールは大きく成長した」とコメント。次のように続けている。

「彼に問題がないことは分かっている。だが、ここバルセロナでもしも何かがうまくいかなければ、リヴァプールへのレンタル移籍でも我々は構わないよ」

続いて、リヴァプールのキャプテンを務めるMFスティーブン・ジェラードが、ビデオメッセージでL・スアレスに賛辞を送った。

「出席できなかったのは残念だけど、心からお祝いを言いたい。君は素晴らしい選手だ。この賞にまったくふさわしい。君がチームにいるなんて、バルセロナはとても、とてもラッキーだよ。僕らも恋しい」

ワールドカップでイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニにかみついたL・スアレスは、25日のレアル・マドリー戦から復帰可能だ。

「ウルグアイ代表での2試合のフレンドリーマッチの前に聞かれていたら、万全の調子だと答えていただろうけど、おそらくそれは間違っていた。だけど、アジアでの試合を終えて、今では確信を持って言えるよ。今の僕は100%の状態だ」

「レアル戦はその歴史や両クラブのライバル関係から特別な一戦だ。準備はできているか? 選手というのは、監督に呼ばれたときに答えられるように準備をしていなければいけない。チームを助けるためにね。適応は問題じゃなかった。僕は常にプレーをし、楽しむためにピッチへ向かう。今は新しいクラブに来た。信頼に応えられるように頑張りたい」

「つらい4カ月だった? そうだね。処分が決まったときに、難しい日々を過ごすことになると思っていた。少なくともチームとの練習ができたのは幸いだったよ」