アウディのAR自動車取説アプリ eKurzinfo 公開、警告灯やエンジンルーム内もiPhoneごしに情報表示

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アウディが自動車用の取扱説明書アプリ Audi eKurzinfo の対象車種に Audi A3 とAudi S3 を追加しました。 車内の知りたい場所に iPhone をかざすと、カメラ越しの映像に AR(拡張現実) でさまざまな情報を表示します。
自動車の取説といえば、携帯電話の取説と同様に「購入してから一度も開いたことがない」という人も多いのではないでしょうか。一方、近年の自動車は電子化が進み、運転席まわりにはさまざまなスイッチ類が並ぶようになりました。オーナーによっては、何に使うのかわからないボタンがあったり、非常時に使う工具や安全器具の格納箇所を即座に思い出すことができないかもしれません。

eKurzinfo アプリは、iPhone の背面カメラで車内やエンジンルームなどを映し出すだけで、300以上あるエレメントを認識して各部の情報や使い方などを表示できます。


たとえば運転中にインパネの警告灯が点灯したとき、(停車してから) eKurzinfo でインパネを映し、警告灯の部分をタッチすれば、その警告の意味や簡単な対処方法を表示してくれます。また車の冷却水を自分で継ぎ足したいときも、ボンネットを開けてエンジンルーム全体を映せば、冷却水タンクの位置を矢印で画面に表示することが可能です。

eKurzinfo アプリは起動時に開発元である Metaio 社のクラウドに接続し、新しい情報や新機能を自動的に追加します。これにより常に最新の情報を得ることができる仕組みになっています。

eKurzinfo が対応する自動車は、Audi A3、Audi S3(2012年モデル以降)そしてAudi A1。

対応 OS は iOS 4.3 以降、推奨機種は iPhone 4 以降。AppStore にて無償公開中です。Android版は開発中とのこと。