ロンドン五輪では、カナダ、スウェーデン、南アフリカと同じグループFに入ったサッカー女子日本代表=なでしこジャパン。ドイツW杯の覇者として、メダル獲得を至上命令とされているが、同W杯では21人だった代表メンバーも、ロンドン五輪では18人になるため、本戦を前に、その代表争いにも大きな注目が集まっている。

なでしこリーグも開幕し、3試合を消化。選手によるアピール合戦はすでにはじまっており、とりわけ選考ライン上にいる選手にとってはなんとしても、佐々木則夫代表監督の目に留まりたいところ。

そんな折、ドイツW杯ではシンデレラガールの一人になり、一躍その名を日本国内に轟かせるも、現在は当確ラインのギリギリで焦りを感じている選手がいる。丸山桂里奈だ。

ドイツW杯における準々決勝のドイツ戦では決勝ゴールを決め、優勝後は天真爛漫なキャラクターもあってか、メディアに引っ張りだこ。CDデビューや水着姿を披露するなど、タレントばりの活動で人気(時に賛否)を呼ぶも、昨年9月のロンドン五輪アジア最終予選で右膝前十字じん帯損傷し、全治6カ月という過酷なリハビリ生活を余儀なくされた。

28日深夜、日本テレビ「Going! Sports&News」では、そんな丸山にカメラが密着。彼女の“今”を伝えた。

トレーニング中、「筋力が弱い。右と左、全然違うんですよ、太さ。結構、ビックリする。2cmくらい違う」と右膝を見せた丸山。今季からスペランツァFC大阪高槻へ移籍し、引越しもしたが、その夜、丸山の新居に置かれたテレビでは、なでしこジャパン×ブラジル代表の親善試合が流れていた。

試合では永里優季が勝ち越しゴールを決めると、これを観ていた丸山は「決めた。永里。おーナイス」と呟くも、表情に笑顔はなく、どこか寂しそう。番組のカメラには「ここで勝たなきゃいけないというのもあるし、でも、フォワードの選手がゴールを決めたら焦る気持ちもあるから。すごく複雑な気持ち」と胸中を明かす。

また、気になる代表選考については、「ノリさんもあんまり戻ってないと思ったり、不安があるんだなって思ったらメンバーに選ばないと思うし。そこは自分がすごい不安だったり、怖い部分もあるけど、やるって決めたら本当に頑張りたいと思います」と前向きに意気込んだ。

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