今、こうしたマンション型の素人妻売春は、全国的に広まっているようだ。
 「大阪では最近、住吉区や東住吉区など、比較的閑静な住宅街にあるマンションの一室をスタジオにして、『撮影会』を開いている人妻グループがあるんです」(大阪在住の風俗記者)

 その入り口はネットの掲示板で、「人妻モデルばかりの撮影会です」といった書き込みをしているという。
 「一度、自分も潜入したことがあるのですが、撮影会と謳っていても、ただの“売春部屋”。それどころか、人妻だからという理由で撮影はNGでしたよ。その代わり、リビングにいた4人の“自称モデル”を選んで、寝室で最後までヤレるんです。料金は1万5000円でした」(同)

 女性の年齢層は30〜40代で、彼女たちも全員が顔見知りだったそうだ。
 「自分が指名したのは、35歳のグラマラスな奥さんでしたが、彼女はママ友サークルで知り合った奥さんにそこを紹介されたと話していましたね」(同)
 普通の風俗店では高級求人情報誌などを見てきた女性を採用しているが、この手のサークルは、全てなんらかの繋がりのある人妻たちで成り立っているのだ。

 こうした話は、何も東京や大阪といった都会に限ったものではない。むしろ地方のほうが多いという。
 北海道在住の風俗記者が説明する。
 「売春目的ではなくても、小樽や帯広といった地域では、主婦同士がお金を出し合って賃貸マンションを借りていることは以前から結構あったんですよ。家賃も安くて、2DKの部屋でも4〜5万円程度ですからね」

 地方では夫の両親と一緒に暮らしている奥様の比率も高い。ゆえに、“たまには一人の空間が欲しい”という理由で、主婦同士で夫に内緒の“共同別宅”を借りているのだという。
 「ただ、同じような生活環境の人妻が集まると、『夫とはセックスレスで欲求不満』とか『お小遣いが足りない』といった悩みや愚痴も飛び交います。そうなると、“みんなで渡れば怖くない”といったノリで集団売春を始めるケースがあるんです。しかも、帰りが遅くなっても知り合いの人妻同士ですから、口裏を合わせておけば夫に疑われませんからね」(同)

 なんとも恐ろしい話だが、決して他人事ではない。アナタの奥さんや顔見知りの人妻も、この手の売春サークルに入ってしまう可能性もあるのだ。