23日に行われたスペインリーグの試合で、国王杯優勝の記憶も新しいレアル・マドリーは、バレンシアと対戦し、イグアインのハットトリックなどで6−3の勝利。一方のバルサはホームでオサスナ相手に苦戦しながら、2−0で勝利した。

延長まで戦って1−0で国王杯を制したマドリーは、再びメスタジャに戻ってきたが、ミッドウィークのCLを見据えて、ロナウド、アロンソら主力を数人温存。しかし、3位のバレンシア相手に鋭い速攻からベンゼマ、イグアイン、カカが次々とネットを揺らした。マドリーが攻め手をゆるめてからバレンシアも得点したが、時既に遅かった。

一方、バルサも国王杯からメンバーを入れ替えると、残留争い中のオサスナ相手にビジャが24分に先制すると、途中出場のメッシが87分に追加点を入れた。

11試合ぶりのゴールとなったビジャは試合後、「大事な勝利だった。とても苦労したよ。特に前の試合のせいで、精神的にも肉体的にも疲れていたからね。でも、これで勝ち点3を積み重ねることができた」と話した。

これでバルセロナは勝ち点を88に伸ばし、2位のマドリーとの差は8ポイントのまま。残りは5試合となった。両者は27日にチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグで対戦する。