北朝鮮では、モバイル通信産業が著しい発展を遂げており、すでに3G携帯のネットワークも完備されているほか、3G携帯を持つ人の割合は世界トップだという。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

 エジプト最大のモバイルキャリアであるオラスコム・テレコムは2008年、北朝鮮市場に参入すると発表。事業の展開に対し、専門家やメディアは疑問の声を上げたが、少なくともピョンヤンでは、市民が携帯電話を使用している光景をよく見られるという。

 オラスコム・テレコムの公式データによると、2008年、北朝鮮で携帯を利用している人数は1600人、2009年には9万人にまで増加しており、2010年第3四半期には30万人を超えた。3月16日、ドイツのハンズ・ザイデル財団のベルナルド・ジェリガー会長は北朝鮮との造林プロジェクトを話し合うため、ピョンヤンを訪れ、「街のいたるところで携帯を使っている人の姿を見かける。大学生もいれば、サラリーマンもいる」と話していた。

 韓国情報部は、「北朝鮮の携帯利用者数は最大で45万人に達する」と予測。注目は、北朝鮮のモバイル通信サービスは第1・2世代を超えて、第3世代(3G)にまで達しているということだ。イギリス通信業研究社TeleGeographyは正式に「北朝鮮の3G携帯の比率は100%だ」と発表した。(編集担当:米原裕子)



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