レアル・マドリーのジョゼ・モウリーニョ監督はチャンピオンズリーグ準々決勝でトッテナムとの対戦が決まると、ハリー・レドナップ監督にここまで勝ち上がってきたお祝いをしたいと話した。

チェルシーの監督として3シーズンをロンドンで過ごし、イングランドサッカーが好きだということを公言してはばからないモウリーニョ監督は、4月13日のセカンドレグでロンドンに戻ることになる。

「私は2007-08にイングランドを離れたが、スパーズ(トッテナムの愛称)はそのときUEFAカップにもいなかった。プレミアリーグの6位にも入れなかったんだ」とモウリーニョ監督は18日の記者会見で話した。

2008年10月、モウリーニョ監督の友人であるレドナップ監督は低迷するチームの指揮を執ることになった。

「マルティン・ヨルがいい仕事を始めて、それをハリーが驚くような方法で続けていた。ほんとうに嬉しく思っているよ。彼はいい友人なんだ。私がイングランドでわずかにつくったとてもいい友人の一人なんだ」

「彼らはグループリーグではヨーロッパチャンピオン(インテル)と戦ってきた。それからチャンピオンズリーグ優勝歴が2番目に多いミランと戦ってきた。そして今度は9度の優勝を誇るチャンピオンの中のチャンピオンであるレアル・マドリーだ。すごいじゃないか」

「スパーズと対戦できて喜んでいる。なぜなら、ロンドンに戻れるから。イングランドのスタジアムに戻って、ハリーに会って、ここまでの功績を祝福できるからだ」

一方のレドナップ監督もそれに応え、「彼に会えることになって嬉しいよ。彼が来てくれて、イングランドのサッカーにとってはとてもよかったと思っている。優れた指導者、最高の監督、そして人間的にもすばらしい」と記者会見で話した。