FIFAバロンドール候補に同じくバルサのチャビ、イニエスタと共に名を連ねたメッシ。昨シーズンのバロンドール受賞者は今シーズンも勢いが止まらない。W杯ではアルゼンチン代表の中心選手として活躍が期待されながらも、思うような活躍はできなかった。

 しかし、バルサでは好調を維持。今シーズン公式戦全23試合中20試合に出場し25得点を叩き出している。「メッシがベストプレーヤー。しかし、チャビ、イニエスタもバロンドールに値する活躍をした」とグアルディオラ監督は語ったが、やはりメッシは別格だ。

 メッシの活躍は敵地でも群を抜いている。Mundo Deportivo紙によると、今シーズン公式戦アウェイ8試合にスタメン出場しているメッシは、この8試合全てのゲームでゴールを決めている。しかも、その内の6試合で先制ゴールという活躍振りだ。

 まさにバルサを引っ張っているのはメッシと言えるが、昨シーズンもバロンドールを取っており、W杯など代表での活躍が評価の対象となるとメッシのバロンドール獲得は難しくなる。しかし、まだ23歳のメッシ。この勢いが続けばまだバロンドール獲得のチャンスは何度も訪れるだろう。あとはW杯でアルゼンチン代表を優勝へ導くことがメッシに残された“課題”なのかもしれない。

(スペイン通信)