イタリア代表は8日からのEURO12予選で、まずは北アイルランド、続いてセルビアと対戦する。イタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニは、「とても重要な2試合だ」と認めた。なぜ重要か。それは、予選突破が見えてくるからだ。

「まずはワールドカップ(W杯)出場に迫り、ホームでは強い北アイルランドとの試合だね。僕らはスポーツのバトルを戦う準備をしなければいけない。それからセルビアは、もっとテクニックのあるチームだ。でも、2試合とも同じように難しいゲームだよ」

「(南アフリカW杯のリベンジかと問われ)そうだね。リベンジへの意欲は常にある。ただ、それはEUROへの道のりすべてでするものであり、1試合だけのことじゃないよ」

ただ、1試合だけで分かることもあるだろう。これはユヴェントスについての話だ。ユーヴェはリーグ前節でインテルと引き分けている。キエッリーニはユーヴェの現状について、次のように語った。

「インテルが最強であることに変わりはない。ただ、彼らの勝利への飢えが少し減っていることを期待しているけどね。それでも、実際には、僕らがより弱い相手に対し、自分たちのクオリティーを伸ばしていかなければいけないんだ。もっとうまくやらなければいけない」

「今年はあらゆる点において、チャンピオンズリーグ(CL)出場権にたどり着くことが重要だ。違いとなるような選手たちを将来的に惹きつけるためにもね。今年はユヴェントスのプロジェクトを断る選手がいなかった。(マルコ・)ボッリエッロと(アントニオ・)ディ・ナターレは、それぞれ人生のチョイスをしたということだ」

キエッリーニ自身はユヴェントスに「イエス」というはずだろう。契約延長について、同選手は次のように述べている。

「契約延長が遅れている? いっぺんにやることができないというだけのことさ。あとはいくつかの詳細だけで、代表戦が終わってから話し合おう。ただ、握手はしたんだ。僕にとってはそれで十分さ。マンチェスター・シティ? 僕の知る限り、話はないよ。もちろん、僕自身も話はしていない。クラブだって交渉するつもりはないとしてきたはずさ」

そのマンCが昨夏、ユヴェントスと獲得を争ったのが、セルビア代表MFミロシュ・クラシッチだ。キエッリーニは対戦相手となるチームメートについて、このように話している。

「彼の獲得が決まったとき、役に立つはずだと最初に言っていたうちの一人が僕だよ。ただもちろん、これだけ早くにやれるとは思っていなかった。イタリアではそれから困難に出食わすこともあるけど、彼は大きな助けとなってくれるはずさ。ここまでの彼はプラスの何かをもたらしてくれた。代表の試合前に、ちょっと風邪でもひいてくれるといいね(笑) やっつける必要があるときはそうするよ。(ルイジ・)デルネーリ監督には『彼は必要なんだからケガをさせるなよ』って頼まれているけどね」