クラシコを前に両監督の意気込み
スペインリーグは今日10日に首位対決となるレアル・マドリー対バルセロナの試合が行われる。レアル・マドリーはそけい部のケガで長期離脱中のカカを欠き、バルセロナはふくらはぎを傷めているFWのズラタン・イブラヒモヴィッチが間に合わないことがわかった。両チームは勝ち点77で並んでおり、残りは8試合となっている。

レアル・マドリーのマヌエル・ペジェグリーニ監督は、ディフェンディング・チャンピオンに対し、このところ3連敗中と分が悪いことを気にしないようにと選手に呼びかけた。
「バルセロナはとてもいいチームだ。だが、私は誰も怖れたことはない。うちのチームにとっては引き分けは悪い結果となる。我々は常にライバルとの試合では立ち上がりから攻撃に出ていたし、今回もそれは変わらないだろう」

もし引き分けに終わって、このまま同勝ち点でシーズンが終わると、直接対決の成績で勝る(12月にマドリーに1−0で勝利)バルセロナが優勝する。マドリーは現在12連勝中で、ベルナベウでは15試合負け知らずだ。しかし、バルサにはリオネル・メッシがいる。

「試合はメッシひとりにかかっているわけではない。重要な2チームが顔合わせ、優勝がかかっているのだから、選手全員が特別のモチベーションで望むはずだ」とペジェグリーニ監督は付け加えた。

また、監督になってマドリーに3戦全勝のバルセロナのペップ・グアルディオラ監督は、「我々は再びスペイン王者になるのがふさわしいというところを見せなければならない。そしてまた、試合後にはいい気分でいたいものだ。我々が与えるイメージはとても重要だと思う。物事をある方法でやることで我々はここまで来ることができた。明日はいままで以上にそれをやりたいと思う」と話した。