24日のフィオレンティーナ戦で2−1と逆転勝利を収めたミラン。逆転劇に一役買ったのが、GKクリスティアン・アッビアーティだ。アレシャンドレ・パトの決勝点が決まる前に、マヌエル・バルガスのミドルシュートを防いだだけでなく、アッビアーティはケイリソンの至近距離からのシュートもセーブしている。アッビアーティは『ミラン・チャンネル』で、次のように話をした。

「自分のパフォーマンスだけじゃなく、勝ったことに満足している。フィレンツェで勝ち点3を狙うことは、とても大事なことだった。とても苦しんだけど、僕らはそれを実現したね。この3ポイントで、僕らはインテルに近づいたんだ」

「フランキ(フィオレンティーナ本拠地)ではバーリ戦よりもさらに苦しんだ。特に前半はね。後半は僕らが攻めることもできた。チャンスをつくり、それで相手にもある程度譲ることになったんだ」

だが、ケイリソンのシュートの直前、ヴィオラMFリッカルド・モントリーヴォがミランDFチアゴ・シウバに倒されたにもかかわらず、PKが与えられなかったことについて、触れないわけにはいかないだろう。

「テレビでプレーを見たけど、審判がPKを与えてもおかしくなかった。それからボールはケイリソンのところにいって、絶好のチャンスになったんだ」

「普通だと、こういう試合では最初に好セーブをして、それから気合が入ったプレーができるんだけど、逆に今回は終盤に多くのセーブシーンがやって来た。でも、構わないよ。大事なのはできるだけ失点しないことだからね」

最後に、アッビアーティは次のように述べ、チームメートたちに集中力を失わないよう呼びかけている。

「次はアタランタ戦だ。重要な試合だよ。見くびってはいけない。アタランタは素晴らしいチームだし、セリエA残留のために戦っている。だから、かなり強い刺激を感じながらサン・シーロへ来るはずだ。僕らにとって、次の試合に勝つのは、とても、とても重要なことなんだ」