「人のために使いたい」42億円の宝くじ当選金を街に還元していく夫婦。
一攫千金を夢見て、世界中で人気の宝くじ。中でもロトくじは、当たりが出なければどんどん当選金が膨らんで行くとあって、世界中で人気を呼んでいる。日本では最高4億円と上限が決められているが、海外では数十億円〜数百億円という桁違いの金額になる場合も多い。カナダにも、11月に同国史上最高額となる5,000万カナダドル(約42億円)の当選金を射止めた夫婦がいた。当然現地メディアでは大きく報道され、一躍注目を集める存在になったこの夫婦。当選から1か月が経った現在、2人が次々と起こす行動が、さらに大きな注目を集めている。
人口3,000人足らずという、マニトバ州の田舎町に住んでいるカービー・フォンテーンさんとマリーさん夫婦がその話題の2人。昨年、夫のカービーさんが脳卒中に倒れてからは治療に専念し、マリーさんが働きに出るようになったこともあり、決して楽とは言えない生活を送っていた。そうした中、マリーさんは近くの街へ買い物に出たときにロトくじを買うと、11月6日にカナダ史上最高賞金となる5,000万カナダドルが大当たり。すると夫婦は、当選金を次々と街の人のために使い始めたという。
例えば最近、カービーさんは地元の男性数人を雇って、街の清掃作業を行わせている。「氷点下37度という気温の中で、それは困難な仕事」(カナダ紙ナショナル・ポストより)だが、カービーさんは日当100カナダドル(約8,400円)で仕事をしてもらい、街の美化に取り組んでいるという。また、アイスホッケーが好きなカービーさんは、来年3月にトーナメント大会を主催することも決定。大会に参加する友人らやユースチームに、最新の道具も提供した。
カービーさんのアイスホッケー好きは相当なようで、こんなエピソードもある。カナダ紙ウィニペグ・フリープレスによると、先日、スポーツ用品店に親類と出かけた際に、アイスホッケーチームのジャケットを着ていた13歳の少女を見かけた。すると、カービーさんは少女に声をかけ、ゴールキーパー用の防具を買いに来たと知ると、「私に買わせてくれないか」と申し出たそう。驚く少女と母親を前に、カービーさんは気前よく700カナダドル(約6万円)を自分の支払いに加えて、防具をプレゼントしたそうだ。
また、カナダ放送局CBCによると、ほかにも地元の3つの学校に対し、子どもたちの朝食と昼食費の寄付を計画したり、食べ物や飲み物を詰めたクリスマスセットを教会の代わりに用意して配るなど、積極的な活動を展開。CBCの取材に応じたカービーさんは、「妻も、みんなが受け取れるように助けていきましょうって言ってるよ」と、夫婦の意思で行動を起こしている。自分の娘やその友人、家族、親類にも車をプレゼントしたそうだが、これまでに使ったお金は100万カナダドル(約8,500万円)と、当選金の2%程度に過ぎない。
夫婦の行動は、地元の人たちからも歓迎されている様子。昔からよく知るという地元の小学校校長は、「2人より素晴らしい人に会ったことがない」(ナショナル・ポスト紙より)と絶賛し、朝・昼食費の援助にも喜んでいる。夫婦は今後も引っ越すつもりはなく、当分の間、この小さな街は幸せな気分に満たされることになりそうだ。
例えば最近、カービーさんは地元の男性数人を雇って、街の清掃作業を行わせている。「氷点下37度という気温の中で、それは困難な仕事」(カナダ紙ナショナル・ポストより)だが、カービーさんは日当100カナダドル(約8,400円)で仕事をしてもらい、街の美化に取り組んでいるという。また、アイスホッケーが好きなカービーさんは、来年3月にトーナメント大会を主催することも決定。大会に参加する友人らやユースチームに、最新の道具も提供した。
カービーさんのアイスホッケー好きは相当なようで、こんなエピソードもある。カナダ紙ウィニペグ・フリープレスによると、先日、スポーツ用品店に親類と出かけた際に、アイスホッケーチームのジャケットを着ていた13歳の少女を見かけた。すると、カービーさんは少女に声をかけ、ゴールキーパー用の防具を買いに来たと知ると、「私に買わせてくれないか」と申し出たそう。驚く少女と母親を前に、カービーさんは気前よく700カナダドル(約6万円)を自分の支払いに加えて、防具をプレゼントしたそうだ。
また、カナダ放送局CBCによると、ほかにも地元の3つの学校に対し、子どもたちの朝食と昼食費の寄付を計画したり、食べ物や飲み物を詰めたクリスマスセットを教会の代わりに用意して配るなど、積極的な活動を展開。CBCの取材に応じたカービーさんは、「妻も、みんなが受け取れるように助けていきましょうって言ってるよ」と、夫婦の意思で行動を起こしている。自分の娘やその友人、家族、親類にも車をプレゼントしたそうだが、これまでに使ったお金は100万カナダドル(約8,500万円)と、当選金の2%程度に過ぎない。
夫婦の行動は、地元の人たちからも歓迎されている様子。昔からよく知るという地元の小学校校長は、「2人より素晴らしい人に会ったことがない」(ナショナル・ポスト紙より)と絶賛し、朝・昼食費の援助にも喜んでいる。夫婦は今後も引っ越すつもりはなく、当分の間、この小さな街は幸せな気分に満たされることになりそうだ。